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整式の割り算を考える

整式の割り算の問題を考える際に重要なポイントは,

n次式で整式を割ると,余りはn-1次以下になる

すなわち,1次式で割ると余りは定数(ゼロ次)になり,3次式で割ると余りは2次式,1次式,または定数のいずれかになる.これを踏まえて問題を考えると計算が楽になる.

整式の割り算の問題でよく出題されるのは次のような問題だ.

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3次式で整式を割っているため余りは2次式以下になる.このため,多くの問題集では余りを2次式において解いている.しかしながら,その解き方では未定数が3個になり計算が煩雑になる.

ここでは,未定数をひとつだけにして簡単に解く方法を示す.

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STEP1: 整式を2次式で割った式をつくる.
STEP2: その商Q(x)を1次式で割り余りを定数aで表す.
STEP3: これを展開すると3次式で整式を割った場合と同じ式が得られる.
STEP4: 剰余の定理を用いx=-2を代入しaの値を計算し,余りを得る.

以上のような解き方を用いれば,未定数をひとつだけにすることができ,容易に余りを求めることができる.

この整式の割り算の解き方についてPDFにまとめた.参考にしていただきたい.

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