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#32 ムルマンスク 前編 【ロシア横断の旅】
こんにちは。leoです。
ロシア横断の旅
前回、サンクトペテルブルクから1泊2日の寝台列車で北極圏最大都市のムルマンスクに到着したところまでを投稿しました。
今回はあまり知られていないムルマンスクのことを書いていきます。
北極圏
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「北極圏」は北緯66度33分より北の地域を指します。ムルマンスクは北緯68度58分に位置し、人口約30万人を抱える北極圏最大の都市です。アイルランド留学時代にアイスランドを訪れましたが、世界で一番北にある首都のレイキャビクでさえ、北緯64度08分に位置しているため、北極圏への訪問は私にとって初めてでした。
マクドナルド
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ムルマンスクは世界最北端の鉄道駅だけでなく、旅行当時、世界最北端のマクドナルドがありました。現在、ウクライナ軍事侵攻に抗議したマクドナルドはロシア市場から撤退し、ロシア国内800以上の店舗はロシアの実業家に買い取られ、Вкусно – и точка(フクースナ・イ・トーチカ:意味「おいしい。ただそれだけ」)と名称が変わりました。ちなみにメニューはマクドナルドのものを引き継いでいるそうです。
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寝台列車でひもじいご飯を食べていた反動か、バーガーセットとフィレオフィッシュ、ナゲットと爆食してしまいました(524R:799円)。このロシア旅行では初めてのマクドナルドでしたが、日本と変わらない美味しさでした。
ホテル
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ムルマンスクでは6人1室のドミトリーに2泊滞在しました。2泊目の深夜には空港に向かうため、2日目はフライトまでの休憩や荷物を置いておくために活用しました。ドミトリーですが、2泊で1,400R(2,133円)なので、宿泊費を抑えられました。
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共有のダイニングやキッチンは広々していて、使いやすかったです。ダイニングの奥にはシアターやソファーがあり、宿泊者が映画を見ていたりとくつろいでいたのですが、私はその中に入っていく勇気がありませんでした。
散策
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街中は北極圏様々でどこも雪が積もっていました。ムルマンスクの3月の平均気温は-6℃ですが、高緯度の割にはあまり寒くないそうです。実際しっかりと防寒していれば、耐えられる寒さでした。
ムルマンスクを訪れた人のブログなどを見ると、「街中で警官から職質をされた」という記事を多く目にしました。ロシア全土で外国人旅行者は職質をされやすく、パスポートを見せたり、滞在先や滞在目的などを聞かれることがあるそうですが、私はこの旅で一度も職質されることはありませんでした。
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散歩の休憩がてら、ショッピングモールに入ってみました。スーパーはとても大きく、現地の人の生活用品全てを賄えるほど豊富な商品が置いてありました。次の日が旅行最終日なので、お土産も十分に買えそうなことを確認して、この時は翌日の朝ご飯などの食料品を買いました(1,156R:1,760円)。
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散歩の糖分補給に小さいアイスも購入しました。周りがチョコでコーティングされたバニラアイスかと思ったのですが、パッケージを翻訳すると「バニラ風味のチーズ」と表示されました。
展望台
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1時間ほど歩いて展望台向かいました。Google mapを頼りに歩いていましたが、進む先に人が誰もいないと不安になるほどの雪原を歩きました。実際に人がいなくなる時はありましたが、誰かが歩いたであろう道を信じて、歩き続けていました。
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ロシア旅行中、戦争に関わる慰霊碑やモニュメントを何度も見かけましたが、もちろんムルマンスクにもありました。ムルマンスクは暖流である北大西洋海流の影響で海が凍結することはなく、世界最北の不凍港の一つとしてロシアにとって欠かせない港です。そのため、ソ連時代から現在までの海軍の基地を有する軍港です。そういった理由からか、街の規模の割に、軍関連のモノを他の都市よりも多く見かけました。
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(Защитникам Советского Заполярья в годы Великой Отечественной войны)
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この大きな慰霊碑はレインコートに身を包んだソビエト兵を象っていて、ヘルメットを被り、肩には機関銃を担いでいます。第二次世界大戦においてソ連の防衛に当たった兵士を慰霊することを目的に1974年に建設されました。像の重量は5,000tを超え、像の高さは35.5m、台座だけでも7mの高さがあります。像の愛称は、「アリョーシャ(Алёша)」で、ロシアの英雄 アリョーシャ・ポポーヴィチに由来しています。アリョーシャは、ロシアに多い名前の1つで、「防衛者」を意味しています。
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海抜173メートルの丘の上にモニュメントや慰霊碑が建てられているので、この場所は展望台としても有名です。ムルマンスクの街が一望できる一方、自然豊かな雪原と共に日の入りを見ることができます。展望台周辺は風が吹くとめちゃくちゃ寒く、スマホの電源が落ちるほどだったので、写真を撮る時以外はしまっていました。
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日が落ちると寒さは一層厳しくなりました。モスクワやサンクトペテルブルクを経てムルマンスクに来ると、街の規模感が大きく違うことに気づきました。「北極圏最大の都市」とはいっても、高い建物も少なく少し寂れた街の印象を受け、都会と田舎の差を感じました。
夕食
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雪道を散々歩き回り疲れた状態では、手軽に夜ご飯を食べたくなるのでファストフードが選択肢にあがります。昼はマクドナルドだったので、帰り道に見つけたケンタッキーに寄りました。ロシア旅4度目のケンタッキーだったので、チキンだけでなくラップやナゲットなどのサイドも注文し、テイクアウトして宿のダイニングで食べました(551R:839円)。チーズナゲットやドーナツは日本では見かけないので、食べてみましたが、美味しかったです。
朝食
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翌日の朝ご飯は、前日に寄ったスーパーで購入したパンを食べました。この日は朝からツアーに参加するので、朝からたくさん食べて備えました。ローカルのスーパーは現地の食生活を伺えるので、旅行の楽しみの一つです。
朝食後はムルマンスク地方の先住民や動物と触れ合えるツアーに参加するため、宿まで迎えにきてくれた車に乗り込みました。
次回は、そのツアーの様子から日本帰国まで、ロシア横断の旅の完結を投稿します。
今回の支出
マック: 524R(799円)
ホテル:1,400R(2,133円)
スーパー:1,156R(1,760円)
ケンタッキー:551R(839円)
合計 3,631R(5,531円) ※レート 1R = 1.52円
ロシアでの合計 58,397R(92,667円)
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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