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縹色と花色の混在
新しくPILOT iroshizuku:色彩雫の『露草』についてブログにupしました。
インクについてブログに書く際、そのインク色と同じ色ではないかという色のカラーコードを自分なりに選んで添付しています。
これはSAILOR shikiori:四季織の『若鶯』の記事で載せたもの。単純になんていう色に近いんだろうという色の名前を知るのが楽しいのと、その方が分かりやすいかなというのが添付している理由。万年筆インクは、特にラベルの色味とは実際書いてみると違うということがあって、自身がインクを購入する時にとても迷うのでこのような書き方をしています。
こちらのサイトを参考にさせて頂いていますが、たくさんの色が載っていて名前はもちろんカラーコードや配色・彩度別などすごく細かく載っているのでとてもおすすめです〃´∀`)
そして今回『露草』について書くにあたって、このインクはなんていう色に近いんだろうと調べていたら、2つの名前が混在していることに気付きました。
複数の『花色』
今回のインク『露草』は、カラーサイトでは「花色」に近いと思いました。
引用:https://www.color-site.com/
ちなみに左のシーブルーは『朝顔』インクの色。露草と似ている朝顔とどう違うのかと比べながら紹介しています。
そして右の花色。これについても調べてみると、明らかに違う色が「花色」として存在しているのです。
これが「花色」と検索して出てきた画面。他のピンクや黄色で出てきているのは「花の色」なのだろうとも理解出来るし青紫に対し薄い紫になっているのはまだ理解出来るけど、明らかに青緑色なものがあります。
これはどういうことなんだろう…となってしまいました。でもこれを自分の中で解決しないとブログは書き終えれないという意地から更に調べてみることに。
『縹色』も複数あることが判明
花色について検索していた時出てくる関連の言葉で出てきたのが『縹色』。なので縹色についても調べてみると先ほどの混在していた花色の中にあった青緑と似ていました。そして明らかに紺色に近い色もあり、ここでも複数の色が存在。でもこれは藍色とはどう違うのか、そもそも『縹』とは色なのか?という時、それは色というより特殊な染め方の名前だったということがわかりました。
『縹』
専門的知識が無く、色に関してもど素人な自分が説明するのは烏滸がましいので細かい説明は割愛させて頂きますが、昔日本では「藍」は染料の名前でした。「藍」以外でも青色の染料はあったものの、その他の染料に比べてしっかりとした「藍」を他の染料と区別するために藍で染めたものを『縹』と付けたようです。
そしてこの「藍」の染め方として蓼科のタデアイという植物を使った「生葉染め」があり、そうすると綺麗な緑がかった青色になるそう。
このことを考えると「藍色」と「青緑色」が出てくるのが納得できます。
↑↑こちらのサイトを参考にさせて頂きました。すごくわかりやすい説明で読んでてすごく楽しかったです( ´∀`)
『縹色』=『花色』
少し話が逸れたので戻すと、なぜ縹色と花色が混在しているのか、というのには色の名前にありました。縹色の別名が「花田色」でありそれを略したのが『花色』であったため、調べた時混在して出てきたと思われます。花色というのは本来露草の色を指すのだそうで、それで縹色でも青紫の色が出てきたり、花色として検索しても青紫や青緑が出てきたり。
色だけに白黒させないと気が済まない性格では「なんともややこしい…」という気持ちになってしまいました。
花の色としての『花色』はともかくとして、このままではなんだかまだごちゃごちゃしているような感覚。
明確な納得出来る答えは得られなかったのだけど、色々調べてみて自分なりに出したまとめは以下の通りでした。なお、ここからは全て私自身のど素人解釈なのでそこをご理解いただければと思います。。。
それぞれの由来や意味を考えて出した答え
露草色=花色 / 縹色=花田色=花色
・花色としての花は露草を指し、露草自体薄い青から青紫と様々な色があるため、花色には複数の青色がある。
・「縹」とは藍で染めたものを指すため「藍色」があり、その染めた時に緑がかった青色なことから「青緑色」もあり、はたまた縹色=花色のため花色としての「露草色」もある。
・花色が縹色の別名の意味もあるため、「花色」と「縹色」には藍色・青緑色」青紫色が混在する。
というまとめになりました…。まとまっているのかまとまっていないのか微妙なラインですが(笑)
やはりインクや色、そして色の名前は奥深いと思いました。インクに触れなければこうやって疑問に思うことも調べることもなく過ぎていったであろう今回の学びはすごく価値があるものだと思います。
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