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栞の歴史から見えた新しいことへの挑戦
紙で作るブックマーカーを見つけて、作ってみてすごく気に入り、ここ何日かハマって何個か作成してました。
すごく手軽に出来ておすすめです!( ´∀`)
こちらの記事で作り方を紹介しています。
こちらの記事では使っている市販のブックマーカーについて紹介しています。
そして今回いつも通り記事を書いて気になって調べたのは、ブックマーカー、所謂「しおり」ってどんな歴史があるんだろうということ。
しおりの歴史
しおりの原型は仏教の経巻と共に入ってきた象牙の籖。この「籖」という漢字、なんとも複雑で難しいのですが「くじ」の意味があり、私たちがお正月に引くおみくじは漢字で「御神籤」と書きます。
そしてこの「籤」には「重ねたものを差し込む」という意味もあり、奈良・平安時代は竹や木の籤が書物や巻物に差し込まれる形で使われていたそうです。そして枕草子に「けふさん」というしおりの役目をするものについて書かれていることから、しおりは1000年以上の歴史があるとのこと。
思った以上に長い歴史にびっくりしながら調べ進めていくと、あるひとつの和歌に辿り着いたのです。
吉野山こぞのしをりの道変へてまだ見ぬ方の花を尋ねむ
「栞」という感じの「幵」はそろえる・たいらという意味があり、「木」を組み合わせて木を揃えて削って道しるべとし、しおりの由来となりました。
その木の道しるべに関連した西行法師の和歌があります。
吉野山こぞのしをりの道変へてまだ見ぬ方の花を尋ねむ
※こぞ…去年 しをり…しおり
この和歌は
「吉野山に登り綺麗な桜を見て、来年も同じ綺麗な桜を見ようと木の枝を追って目印とした。しかしいざ登った今年は、やはり違う道を行って新しい桜を見つけよう。」という意味です。
目印の先を行けば必ず綺麗な桜があるのは間違いない。でもそこはあえてその道は行かずに、まだ見た事のない、桜があるかもわからない道を選んで探してみようということ。
無難な安定した道を行くのも悪くはないが、違う道を選んで挑戦することも大事なこと。険しい苦難な道かもしれないし、失敗もあるかもしれない。でもそこから新たな発見があり、失敗から成功を学ぶことや新しい自分や生き方・方法を見出すこともあります。
いつも無難な道を選んでしまって挑戦することはなかなか難しいけど、そこをあえて挑戦してみようと意識することからできるように今後はしてみたいです。
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