モノと生きるということ
いつも何かを従わせてはいないかい。
大切にしているモノも従わせてはいないかい。
いつも朝に使っているマグカップ
買い物の時に使う袋
助けてくれる車
ちゃんと愛でているかい。
上からの目線になっていないかい。
人生共に歩んでいる楽器
人生共に歩んでいる人
周りにある大切なモノはあなたに触れてくるかい。
ちゃんと与えているかい。
好きな山登り
好きな海
僕はたちはモノを上にすることを、とても忘れがち。
山を登る時、山の事を考えている人がどれだけいるだろうか。
海の波に乗る時、どれだけ海に感謝している人がいるだろうか。
山や海は気持ちよく思っているだろうか。
「征服」
僕たちは、全てコントロールできると思いがち。
それはモノだけでなく、自然も地球も。
物が溢れている。地球がおかしい。何かがおかしい。
大概そんな時は人間がおかしい。そんな事を言っている人たちだって何もしていない人がほとんど。
何を禁止、何がダメと言っているうちは何の変化もないのとと同じ。
でも、できる事は限られているし、シンプルな事しかできないもの。
僕は必要最低限、気に入ったモノを手元におく。名前をつける。一生一緒にいられるかどうかを考える。もちろんダメな時もあるけれど。
ちなみに僕の車の名前は「エレーナ」。もうおばあさんだけど、頑張ってくれている。一緒にいられる時間が恋しい。
この間取ってきた竹はまだ名前はないのだけれど、生まれ変わって尺八になる時は「琉全」と付けようと思っている。一緒に全(禅)の心を音にして生み出して欲しいという気持ちを込めた。
名前をつけると命が宿る
僕はそうした思いと共に、人もモノも一緒に育つ生活が好きだ。
モノの笑顔を見るのが好きだから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?