矢口れんと 2019年11月13日 07:30 日比野は涙を流した。手には女性作家の小説が大切そうに抱えられていた。女性の感性とはなんと豊かで細やかなことか。こんな文章を書くには一体どうすれば……彼の住むアパートに友人らが集められた。「いいのか?」「い、いくよ?」剃刀とメーク道具を手にした男女が、日比野にじりじりと寄る。 いいなと思ったら応援しよう! ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います! チップで応援する #日記 #ショートストーリー #連載 #140字小説 #ひねくれ大学生日比野くんの日記 15