日比野はコソリと足元を見た。五千円札が落ちている。深夜の皿洗い5時間分だ。
辺りを窺うが人っ子ひとり見当たらない。
(くぅ〜ん)しかし野良犬がいた。
小鳥も蟻んこもいた。
太陽も風も木々達も彼を見守っていた。
日比野はお札を拾って交番へと駆け出した!
「あはは素晴らしき世界!!」
画像1

いいなと思ったら応援しよう!

矢口れんと
ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います!