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atsushikubo
ノスタルジア 【破調2句】
俳句をつい二段切れの破調にしてしまうのは本当に悪い癖だと思っている。
ただやっぱり自分のルーツは詩で、特に定型詩や歌詞が好きなものだからどうしても対句的な表現に引き寄せられてしまうのだ。韻も踏みやすくなる。
いちおう奇数文字数で終わればそこまでリズムは崩れないとのことらしいので、そこだけは意識して守るようにしている。
八・九
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七・十(五・五)
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対句とか韻とかいうと、僕が神の詩のように崇めている一節がある。
あなたを信じたら あなたと死ねたら
あなたとしずかな 運命の絆 永遠の愛情
歌詞なので、時間の流れの中で言葉が明確に一文字ずつ現れてくるのだけど、やはり「し◯◯◯」の変化にドキッとさせられる。特に「死ねたら」の強さと「しずかな」の対比(それは両極にあり同一でもある)には、毎回してやられた!と思うのだ。
人をドキッとさせる短詩を詠むのは難しい。すでに表現は掘り尽くされているのかもしれない。けど詩詠みとしてはやはり何か掘り当てられる瞬間を期待してしまうのだ。
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