矢口れんと 2020年4月22日 17:35 日比野は大地に膝をついた。また見失った。もう何往復になるだろうか。いいや俺は諦めない。始まりの場所へ帰ろう。彼は野原にたどり着くと腹這いになった。よく晴れた凪いだ日だった…ふと前髪が揺れた。風だ、この瞬間だ!日比野は駆け出した。「たんぽぽ綿毛!お前の終着点はどこだ!?」 いいなと思ったら応援しよう! ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います! チップで応援する #日記 #エッセイ #ショートストーリー #140字小説 #たんぽぽ #綿毛 #シャトルラン #ひねくれ大学生日比野くんの日記 #44話 21