矢口れんと 2021年10月31日 11:47 ピークタイムを過ぎた町中華店。皿を抱えたバイト仲間の女子が洗い場になだれ込んできた。「日比野くんは選挙行った?」「もちろん。ちゃんと記名してきたよ!」蛇口から流れ落ちる水が皿を打ち続ける。「……ねぇ日比野くん、まさか自分の名前を書いたりしなかったよね?」「え、違うの?」 いいなと思ったら応援しよう! ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います! チップで応援する #ショートストーリー #140字小説 #ひねくれ大学生日比野くんの日記 #65話 13