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2024年4月の痛感

「クローズからオープンに、そしてMADへ」どうも、平原翔也です。
今月はタイトルの通り、今まで考えもしなかったことを多々痛感しました。
その内容を記していきます。

0.自宅療養

先月から体調を崩して、半月程就労を休んでいました。
病状が安定しないまま、片道1時間30分程かけての通院と、脳波の検査やMRIもとったりしました。
結果、行く先々で倒れ、救急車で2回搬送もされました。電車を2回遅延させました。
しかしながら、とある方のアドバイスを受け、1週間程度でほぼ回復しました。原因は薬の種類と量にありました。
詳しいことは割愛しますが、とにかく助けられて感謝の気持ちが絶えません。

回復してからは、創作活動に力を入れることができました。
今まで停滞していた作業が大きく前進しました。

自作曲のPV(というと大げさですが)の素材作成が3カ月越しにできました。ずっと出来なくてもやもやしていた気持ちが晴れました。
小編成オーケストラのための小品集のミックスとマスタリングも、3カ月越しに並行してできました。これも大きな成果です。

これらを経て、以下の2つを痛感しました。

1.一般就労と福祉的就労の違い

復職してからまず言われたことは、「なぜ休職になったか」でした。
原因は、今までの状態を「オープン」にしていなかったためでした。
「クローズ」な世界にずっといた平原のような人間にとって、「今の状態を相手に伝える」ということは、
・甘ったれているやつ
・周りにも伝染するからやめろ
・演技じゃないのか
・それは病気じゃなくて、お前の性格だ
といった、自分にとって不利益な印象しか与えられないものでした。
それが、一般就労というものでした。
ですが、今は違います。逆に伝えていかないと、相手も対応できないのです。
例えば、「寝つきが悪かった」「物思いに耽っているように見えるかもしれない」など、一般就労では言い訳にしかならない内容ですら、福祉的就労においては重要な情報で、それを踏まえて対応ができるということをしりました。
つまり、「今の自分の状態を積極的に伝える」ことが重要ということを痛感しました。

同時に、自分で言うのも難ですが、ある程度物事をそつなくこなせるので、「あわてないで、落ち着いて作業を進めなさい」と忠告を受けて、A型作業所での就労の仕方を改めました。

2.クリエイターとしての創造性

(1)創る側としての問題

イラストレータとの繋がりが全くといっていいほどない中、頼りになっているのはフリー素材という現状があります。
ですが、うっすらと感じていた限界が、今月強く感じました。
理由は、今月アップした以下の動画にあります。

楽曲自体はその時の最先端の自分の技術を駆使して制作したとしても、
背景を入れて、ただ歌詞を流し込んだだけ、そのような動画が(ある程度伸びたのもありますが)、人の心の琴線に触れることはあまりないと痛感しました。

そうなると、マーケティングというものの必要性と重要性を改めて強く感じました。それができていれば、また少し変わったと思います。
実際、4月10日にアップしてから、本日4月30日の23時現在で8回再生です。
はっきり言って、悲しいし悔しいです。
ただSNS等で宣伝するだけでなく、新たな手法を考察することにしました。

また、ミックスの技術ももっと高めていく必要性を感じました。
これは、改善策も出てきましたが、実践はこれからになります。
モニタヘッドホンでしかモニタできない環境は変えられないので、考察しながらやっていくことにしました。

(2)観る側からはどう考えているか

とある作詞家さんと繋がる機会があって、その人と新しくチャンネルを開設する計画があります。
その方は映画やドラマをよく観る方で、映像やそのイメージについて目が肥えています。同時に、「印象に残る音楽」というのを無意識のうちに理解している方でもあります。

絵コンテを作るために用意しました。本気を出すには、形から入るしかありませんでした。

そのような方とコラボするにあたって、動画のクオリティの要求が爆上がりしました。今回はイラストレータさんもいますが、問題は平原の受け止め方です。
結局は、音楽は理論だけではなく、「流れ」が重要ということを痛感しましした。
サンプルで聴いていただいた曲も、「メロディは綺麗」だけど「ただ流れているだけ」と評価され、自分の中で転調等して印象を変えたつもりでも、伝わらないことが分かりました。

(3)改善策

マーケティングは後回しにしました。なぜなら、コラボする方はある程度その知識があるからです。その方の意見を踏まえて、検討していくことにしました。
楽曲の方は、試行錯誤してクオリティの向上を研究していましたが、特に気になったのは「音質」でした。モニタヘッドホンでは良いと思っていたのが、他のもので聴くとこもったり遠くに聞こえることに気づいたからです。
そこで、ハード面、ソフト面で改善を試みました。
ハード面は、モニタ環境を改良して、4つのヘッドホンで聴き比べることができるようにして(内1つは調達予定ですが)、ソフト面は、今まで使用していなかったプラグインを運用してみました。

ハード面での改善策 現在では使用用途がなくなっていたものを流用しました。
ソフト面での改善策 ミックスとマスタリングでそれぞれ異なるサチュレーションを試みました。

特にハード面での改善策は効果絶大でした。もっと早く導入しておけばよかったと後悔しました。
ソフト面は、DTM関係のものを色々と調べて、サチュレータを導入しました。これをしたことでハード面での改善策にもつながりました。
しかしながら、これはまだ研究段階です。
今後、楽曲制作を通じて、自分なりの完成形を作って行きたいと思います。

3.これからの事

余談ですが、数年ぶりにハードのシンセサイザーを使いました。

今まで述べたように、痛感したことが多くありました。
でも、そこから学べたことも多くあります。
真摯に受け止めて、前に進むしかない、というのが結論になります。
来月はどうなるか分かりませんが、諦めないで行きたいと思います。
今月で連続投稿9カ月になります。
ずっと続けて行きたいので、これからも見放さないで頂ければ幸いです。

#今月の振り返り

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