
クラブワールドカップあと2枠の行方
クラブワールドカップ
2025年に開催されるクラブワールドカップ(以下CWC)。
サッカークラブの世界一を決めるクラブ版ワールドカップ。
アジアからは4つのチームが出場できるが、すでに2つは決定済です。
2021年ACL優勝クラブのアル・ヒラル(サウジアラビア)
2022年ACL優勝クラブの浦和レッズ(日本)
残りの2枠は?
残り2枠は現在開催中のACL2023-24優勝クラブとAFCクラブランキング最上位クラブに割り当てられています。
ACL2023-24は現在ベスト4まで決定。勝ち残っているのは以下の通り。
アル・ヒラル(サウジアラビア)
アル・アイン(UAE)
蔚山現代(韓国)
横浜F・マリノス(日本)
また、現在のクラブランキングは以下の通り。
詳しくは後述しますが今後2位と3位が逆転する可能性があります。
1位 アル・ヒラル(サウジアラビア)
2位 全北現代(韓国)
3位 蔚山現代(韓国)
今回のACLの結果によってCWC参加クラブの残り2枠が決定。
優勝クラブ別にCWC参加クラブの行方をそれぞれ確認してみます。
アル・ヒラルが優勝した場合
アル・ヒラルは既にCWC参加権を得ているので、残り2枠はクラブランキング上位2チームに与えられます。
クラブランキング1位はアル・ヒラルなので、2位の全北と3位の蔚山がCWC出場となります。
蔚山現代が優勝した場合
蔚山がACL2023-24優勝クラブとしてCWC出場決定。
残り1枠はクラブランキング2位の全北が獲得します。
アル・アインまたは横浜F・マリノスが優勝した場合
アル・アインまたはマリノスがACL2023-24優勝クラブとしてCWC出場決定。残り1枠はクラブランキング2位の全北(または蔚山)が獲得します。
ここまでのシミュレーションをまとめると以下の通りです。

クラブランキングに変動あり?
AFCクラブランキングとは
CWC2025の出場権に関わるAFCクラブランキングは、近年のACLにおける各クラブの成績によって付与されるポイント数のランキングです。
(勝利で3ポイント、引き分けで1ポイント、次ステージ進出で3ポイント)
ACL2023-24ベスト4決定時点でのポイントは以下の通り。
全北現代 80pt
蔚山現代 78pt
その差はわずか2ポイント。蔚山が準決勝でマリノスとのホーム&アウェイのうちどちらか1勝(+3ポイント)すれば順位が逆転する状況となっています。
もし、逆転した場合、アル・アインかマリノスが優勝した場合の残り1枠は蔚山となります。

(蔚山がクラブランキング2位に浮上した場合)
蔚山はあと1勝でCWC出場確定?
ということは、もし蔚山がクラブランキング2位になれば、上の図の通り4クラブのどこが優勝してもCWCに出場できることになります。
これは現在2位の全北にも同じことが言えるので、次の蔚山とマリノスの準決勝は全北にとっても注目の試合となります。
蔚山はあと1勝すれば今回のACLで優勝しなくてもCWC出場確定。
全北は蔚山が1勝もできずに敗退すればCWC出場確定。
日本チームのクラブランキングは?
ちなみに日本チームのクラブランキング最上位は川崎フロンターレ。
ラウンド16で敗退してしまいましたが、その時点のポイントは64。残念ながら3位に浮上する可能性はありません。
ただ、もしフロンターレが準決勝まで勝ち上がり蔚山を倒して決勝まで行ったとすると、蔚山や全北のポイントを上回った可能性は高いです。つまり、フロンターレも今回優勝しなくてもCWC出場の可能性を残していたクラブだったのです。
マリノス視点で見ると
マリノスとしては優勝以外CWC出場の道はありません。ただ、もし蔚山との準決勝第1戦で蔚山が勝った場合、CWC出場確定させた蔚山のモチベーションが下がるかもしれません(妄想です)。
CWC出場という観点たけで見ると蔚山とマリノスのモチベーションの違いが第2戦に影響してくる可能性はありません(妄想です)。
まあ、選手たちから見れば目の前の試合を勝つことだけなので、そんなことは無いと思いますが、準決勝第1戦はそういう意味を持つ試合であることを知っておくと面白いかもしれませn。
クラブワールドカップの賞金は大きいです。浦和レッズとの差をつけられないためにも是が非でも今回のACLは優勝したいです。