2022年ACL出場チームについて
天皇杯が終了し2022年のACLに日本から出場するチームが確定しました。今回は2022年のACL(東地区)で日本チームのライバルになりそうな韓国からの出場チームについて書いてみます。
日本からの出場は以下の4チームです。
川崎フロンターレ(2021年Jリーグ優勝)→予選リーグより出場
横浜F・マリノス(2021年Jリーグ2位)→予選リーグより出場
浦和レッズ(2021年天皇杯優勝)→予選リーグより出場
ヴィッセル神戸(2021年Jリーグ3位)→予選リーグプレーオフより出場
予選リーグのレギュレーションについて
ACLの予選リーグは西アジアがグループA~E、東アジアがグループF~Jの
5グループずつに振り分けられます。
日本が含まれる東アジアの5グループでそれぞれ総当たりのリーグ戦を行い、グループ1位の5チームとグループ2位の成績上位3チームの計8チームが決勝トーナメントに進みます。
西アジアからも8チームがトーナメントに進出しますが、東と西のチームは決勝まで対戦しません。
東と西の王者を決めて最後に王者同士が対戦して優勝を決めると考えると分かりやすいかもしません。
予選リーグのライバルは?
同じグループに同じ国のチームが複数入ることはありません。
そのため、グループ1位を懸けた戦いは中国や韓国のチームがライバルになってきました。
ただ、中国のチームは最近弱体化が進んでいます。
近年チャイナマネーで有名な外国人を加入させてACLで猛威を振るってきましたが、今年になってチーム親会社の経営破綻が相次ぎ、高額な年俸を払えなくなった助っ人外国人たちが離脱していっています。
そのため、2022年のACLにおいては韓国チームが最大のライバルになると思われます。
ではそんな韓国はどんなチームが出場してくるのか見てみましょう。
全北現代モータース
(チョンブク・ヒョンデ・モータース)
2021年のKリーグを優勝、予選リーグから出場です。過去Kリーグ優勝9回を誇る強豪です。ACLでも過去2回優勝しています。
注目選手として以下の3名を挙げさせてもらいました。
ペク・スンホ
バルセロナの下部組織出身で「ネクスト・メッシ」と言われるほど将来を嘱望されていた選手でしたが、クラブ事情によりトップチームに上がることはできず、スペインのジローナなどでプレー。2021年から全北現代でに所属しています。
キム・ボギョン
トリニータやセレッソ、レイソルなどで活躍した中盤の選手です。カーディフやウィガンなどでもプレー経験があり、2020年から全北現代に所属。2019年にはKリーグのMVPを受賞しています。2016年にも全北現代に所属しており、この時のACL優勝に貢献しています。
邦本宜裕
浦和レッズユースを途中退団、アビスパ福岡に加入しますが「クラブの秩序風紀を著しく乱した」として契約解除になっています。その後韓国の慶南FCに所属。2020年から全北現代に所属。若くして将来を嘱望される選手ですが、日本のクラブでは素行不良のため満足にプレーできていません。
全南ドラゴンズ
(チョンナム・ドラゴンズ)
2021年の韓国FAカップ優勝、予選リーグから出場です。Kリーグ2という2部所属ながらカップ戦を制してACL出場権を手にしました。昇格して2022年からはKリーグ1所属になります。情報が少ないので注目選手として以下の1名を挙げさせてもらいました。
イ・ジョンホ
2019年にレンタルでVファーレン長崎に所属していました。全北現代や蔚山現代などにも所属経験があります。全北現代ではACL優勝に貢献しています。
蔚山現代FC
(ウルサン ヒョンデ エフシー)
Kリーグ2位で予選リーグプレーオフからの出場です。Kリーグ優勝2回、ACL優勝2回を誇る強豪です。注目選手は以下の3名です。
イ・チョンヨン
ボルトン、クリスタルパレス、ボーフムなど海外のクラブで10年以上プレーした選手です。2020年から蔚山現代に所属しています。韓国代表でも73試合出場9ゴールを記録しています。
ユン・ビッカラム
2020年のACL優勝に貢献し、MVPも獲得した中盤の選手です。兵役を経て2020年から蔚山現代に所属しています。
ユン・イルロク
マリノスに所属経験があります。フランスのモンペリエを経て2021年から蔚山現代所属です。
大邱FC
(テグエフシー)
Kリーグ3位で予選リーグプレーオフから出場。注目選手は以下の3名です。
セシーニャ
2017年に大邱FCに移籍。2019年、2020年と2年連続のKリーグベストイレブン。韓国代表への帰化も噂されています。
イ・グノ
ジュビロやガンバでも活躍したストライカー。ACLでも蔚山現代で2回の優勝に貢献。2012年にはアジア年間最優秀選手にも選ばれています。2021年から大邱FCに所属
西 翼
専修大学卒業後ポーランドなどのクラブに所属していましたが、2018年より大邱FC所属。日本人ですがJリーグチーム所属経験はありません。
まとめ
韓国から出場する4チームを見てきましたが、強いのは全北と蔚山ですね。全南と大邱は少し力が落ちると思われます。1月17日にグループリーグの組み合わせ抽選があるので、そのあとに韓国以外のチームや組み合わせによるグループリーグ展望なども書いていければと思っています。
それでは失礼します。