
【Jリーグ】秋春制移行が正式決定
2026-27シーズンからの秋春制移行が正式決定しました。
【公式】2026-27シーズンからのシーズン移行について:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) (jleague.jp)
これまでの経緯とこれからの課題
これまでも秋春制移行は議論されてきましたが、様々な問題があり移行はされませんでした。では、なぜ今になって秋春制移行が決定したのでしょうか。
ACLが大きな理由の一つ
以前別の記事に書きましたが、最も大きな理由はACLが秋春制に移行したことです。すでに2023-24シーズンから移行が実施済。詳しくはこちらを読んでみてください。
ACLの秋春制移行について|レンティー29 (note.com)
JリーグがACLに合わせた形になりますが、狙いはJリーグのアジア進出にあります。日本国内での売上に限界があるなかで、アジアでの認知度を上げることにより放映権料収入を増やすことができます。
メリットとデメリット
秋春制移行はACL以外にもメリットありますがデメリットもあります。これも別の記事に書きましたが、これまではデメリットの問題を解決できず移行は棚上げになってきました。
【Jリーグ】秋春制を考えてみる|レンティー29 (note.com)
降雪問題はウィンターブレイクで解決?
降雪問題についてはJリーグからウィンターブレイクを設けることが発表されました。これによって問題がすべて解決されるわけではありませんが、解決案の一つとして有効だと思います。
期間は12月2週頃から2月3週頃となっています。約2か月シーズン中断することになります。現在の春秋制でもほぼ同じ期間をオフとしているので、降雪地域への影響は少なくて済みます。
ただ、シーズン中に2か月も中断するというのは、チームや選手への影響がありそうです。おそらく年末年始のオフと年明けのキャンプなどが予定されると思いますが、選手の入れ替えや戦術の変更などが行われる可能性もあります。
学年制とのずれはどうするの?
学年制のずれに関してはこれといった解決案は提示されていません。3月に卒業する高校生や大学生をいつチームに合流させるのか。3月は秋春制ではシーズン終盤に差し掛かるところなので、新人を迎えて起用する余裕がないチームがほとんどでしょう。
おそらく卒業前のウィンターブレイク中のキャンプなどに参加させるしかないと思います。ただ、すでに戦術やスタメンが固まっている時期なので、そこからいきなりリーグ後半戦に出場できるかというとなかなか難しそうです。
決定したのだから先へ進むしかない
様々な問題が残されていますが、実施まであと2年くらいしかありません。その間になにができるのか。現実的で実効性のある解決策を実行してくれることを望みます。