ACL決勝に向けて
ついにたどり着いたACL決勝の舞台。
どうしても欲しいアジアのタイトル。
決勝までの道のり
グループステージ
マリノスと仁川ユナイテッド(韓国)と山東泰山(中国)がともに4勝2敗と三つ巴の争いになるも、3チーム同士の成績順位で1位突破。
決勝トーナメント
ベスト16でタイのバンコク・ユナイテッドを延長の末下し、初のベスト8進出。GSでも対戦した山東泰山には2勝してベスト4。準決勝では蔚山現代とPK戦までもつれた死闘を制し決勝進出。
アル・アインFC
決勝で戦うアルアインはUAEのクラブで2003年にACL優勝。国内リーグでは優勝14回、直近では2021-22に優勝している強豪。
今回のACL準決勝で今大会の本命と思われたサウジアラビアの強豪アル・ヒラルを破っている。
監督 クレスポ
現監督はアルゼンチンの名選手だったエルナン・クレスポ。指導者としてはアルゼンチンのデフェンサをタイトルに導くと、カタールのアル・ドゥハイルをリーグ優勝に導いた。この時の得点王はドゥハイル所属のオルンガ。2023年11月からアルアインを率いている。
注目選手①ラヒミ
今回のACL得点王。モロッコ代表。スピードと決定力があるFW。アルヒラルとの準決勝では第1戦でハットトリックするなど絶好調。
注目選手②コジョ•ラバ
UAEリーグで過去2度の得点王。トーゴ代表。アルアイン加入後106試合で98ゴールと脅威の決定力を誇る。ACLでは外国人枠の問題で出たり出なかったり。
注目選手③カク
テクニックとパスに優れた10番。パラグアイ代表。ラヒミやラバへのパスの供給源。
日程
第1戦ホーム第2戦アウェー
ここまでマリノスは第1戦アウェイ、第2戦ホームで戦ってきた。しかし、決勝は第1戦ホーム、第2戦アウェイで行われる。この影響がどう出るのか。
2014年からのACL決勝のデータを見ると第1戦がホームのチームが優勝したのが4回、アウェイのチームが優勝したのが3回(一発勝負の2020,2021は除外)。
どちらが先でも有利不利は無いように思えるが、延長やPKになった場合、第2戦がホームの方が有利なように思える。
また、データ的にはホームで勝ってアウェイで引き分けるのが優勝の鉄板戦略のようだ。マリノスもこれに倣ってホームで先勝してアウェイで引き分けに持ち込む展開に期待したい。
第1戦と第2戦の間のリーグ戦
第1戦と第2戦の間は2週間あるが、両チームともその間にリーグ戦が予定されている。マリノスはアウェイ新潟戦とホームFC東京戦の2試合が予定されている。対してアルアインは3試合が予定されている。この差がどう影響してくるか。
Jリーグはまだ序盤だが、UAEリーグは終盤。アルアインは現在3位だが首位との勝ち点差が開いており、優勝は絶望的。
しかし、2位(ACL2出場圏内)は十分可能性がある状況。
マリノスの注目選手
注目選手①ポープ・ウィリアム
今季からマリノスのゴールマウスに立つ守護神。ビッグセーブも多く、決勝進出に貢献している。
高身長でハイボールにも強く安定感がある。
ハイラインのケアの飛び出しの判断はこれからの課題。
注目選手②植中朝日
準決勝で2得点と調子を上げている。元々はCFだが今季はIHとしての起用で活躍中。チャンスを仕留めきれない場面が続いていたがついに覚醒か。
注目選手③アンデルソン・ロペス
チーム内得点王の大エース。昨年はリーグ得点王を獲得。今年もリーグとACLで得点を重ねる。
戦況展開予想
基本的にはマリノスがボールを持ちアルアインがカウンターを狙う形になると思われる。マリノスのハイラインの裏を狙うラヒミをいかに抑えるかが鍵。
あとは第2戦アウェイでの主審の笛が気になる。おそらくペナルティエリア内でちょっとでも倒れればすぐPK取られそう。
これまでの展開を見ると決勝戦のどこかでPKと退場は必ずあるでしょう。
正直、アルアインはマリノスにとってやりにくい相手。苦手とするタイプ。しかし、マリノスも初見相手には強みを発揮できる。
まずは第1戦ホームで勝利。
そしてアウェーになるが第2戦にも勝利してカップを掲げてほしい。
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