【マリノス】2022シーズン開幕戦力
1月時点の補強および戦力についてはこちらにまとめています。
その後、大きな動きが2つあったので今回はそれを踏まえて開幕を迎えるマリノスの戦力を改めてまとめました。
フォーメーション図(2022シーズン開幕時)
チアゴ・マルチンスの退団とエドゥアルドの加入
2月2日にチアゴ・マルチンスが移籍を前提としてチームを離脱したというニュースと、サガン鳥栖からエドゥアルドが加入するというニュースが発表されました。(その後チアゴは2月7日にニューヨークシティへ移籍)
マリノスはチアゴの驚異的なスピードによって最終ライン裏のスペースをカバーできていたので、極端に最終ラインを上げる戦術を使うことができました。そのチアゴの移籍はまさにマリノスの戦術の根幹にかかわる大事件です。
しかし、個人的にはチアゴの能力はヨーロッパでも十分通用すると考えていたので、いつ移籍してもおかしくはないと思っていました。むしろ3年半もマリノスで素晴らしい活躍を見せてくれて感謝しかありません。さみしいですがこころよく送り出してあげたいと思います。
チアゴの移籍を受けた強化部は素早い対応で鳥栖のエドゥアルドを獲得しました。エドゥアルドにはもちろんレギュラーとして最終ラインを支えてほしいと思いますが、チアゴとはプレースタイルも異なりますので、同じ役割を期待してはいけないと思います。逆にチアゴには無い武器(フリーキックなど)もありますので、まずは様子見といったところでしょうか。
アンデルソン・ロペスの加入
2月3日にアンデルソン・ロペスの加入が発表されました。昨年は6月までコンサドーレ札幌に在籍し、7月から中国の武漢足球倶楽部へ移籍しました。
昨年の成績は
コンサドーレ札幌:14試合12得点
武漢足球倶楽部 :17試合 7得点
と素晴らしい成績を残しており、即戦力として期待ができます。
ちなみに、加入の話が出る前に書いたこちらの記事で、アンデルソン・ロペスの得点率の高さについて書かせてもらいました。まさかそんな選手がマリノスに加入するとは思っていませんでした。ポジションはおそらくCFか左WGになると思われます。
全体的なスカッドの印象
例年通り各ポジションに実力の近い複数の選手を揃えることができています。今年はACLもありますが十分戦える選手層です。あえてやや層が薄いかなと思うのはCBと左WGでしょうか。特に左WGはロペスがハマらず宮市も調子が上がらなければ、夏に補強があるかもしれません。
今オフは前田、扇原、ティーラトン、チアゴ・マルチンスといった複数のレギュラーが抜けてしまいました。彼らと同等の選手の獲得には成功していますが、彼らが抜けた選手以上の活躍を見せなければリーグ制覇やACL制覇には届きません。
今年の個人的注目選手
1.期待している選手:渡辺 皓太
1月には日本代表合宿に呼ばれるなど評価が高まっていますが、ポテンシャルを考えればもっともっとできるはずです。マリノスのボランチに攻撃力を与えてくれると期待しています。
2.活躍すると思う選手:エウベル
加入2年目を迎えて不動の右WGになりつつあります。すでにサイドからのドリブル突破は対戦相手の脅威となっているので、あとは得点力が増してくれば手がつけられない存在になるはずです。
3.伸びると思う選手:藤田 譲瑠チマ
20歳と若くプレーにスケールの大きさを感じます。近い将来海外移籍する可能性が非常に高いと思います。ただ、その前にマリノスのタイトル獲得に貢献してくれると信じています。
4.チームを救ってくれる選手:仲川 輝人
一昨年、昨年と思うような結果を残せませんでしたが実力は間違いありません。今季へ懸ける意気込みも相当あるでしょう。今年は苦しいときにチームを救うゴールを取ってくれる、そんな存在になると期待しています。
いよいよ開幕
いよいよJリーグ2022シーズンが開幕します。開幕戦はセレッソ、その次は早くも昨年の覇者フロンターレと対戦します。開幕ダッシュを決めて、良い流れでACLに挑んでほしいです。今年もワクワクドキドキのアタッキングフットボールを見せてくれることを期待しています。
それではこの辺で失礼します。
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