物忘れがひどい
この5年位物忘れのひどさに落ち込んでいる。
特に単語が出てこなくて困る。
この時期はTwitterにはまりこんだ時期と一致している。どうも頻繁にTwitterやSNSを見て細かな情報を頭に入れ続け、出力や吟味を怠ると脳によくないらしい。
また、「入れたら出す」ということで、脳から情報を出すのも大事。出してみることにしてノートをいま書いている。
そんな時になんだが、いま、ジェイン・オースティンの「高慢と偏見」を読んでいる。
恋愛ものかと思っていたけど、コリンズという俗物がなかなか良い。良いダメ人間ぶりだ。
主人公のエリザベスも、主要人物のビングリーもダーシーも悪い人達ではないが強いて惹かれない。私は、清廉潔白で「私は正しい」と顔に書いてあるような人にあまり魅力を感じない。うさんくさいから。神でもなければそんなわけないのに「私は正しい」と主張する人は信用ならん。「私は正しい」を貫くためにとんでもない悪事を働いて自分の後ろめたさを隠蔽しそうだ。
また、カトリックの聖人も多くはとんでもクズ人間だったりする。そういうクズから立ち直った人の方が好きだよ。自分もクズだから。
とはいえ、クズの話を読むのもつらい。ずっと回心しないクズの話は読むのがつらい。
コリンズはこれからどんな男になるのだろう。この作品がゾンビものとして映画化される頃には、真っ先にゾンビになって皆に迷惑をかけ、真っ先に殺されるんだろうな。そんなしょうもない役目なところも好きだよ。
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