旅路の記憶 〜アメリカ合衆国、North Hudson、ニューヨーク②〜
#わたしの旅行記
2019年8月28〜30日
最初にNYに行ったのは、1996年ごろ。
初めての海外旅行だった。
子供の頃から人一倍海外へ行きたい願望があったものの、一人で行く自信と心の余裕を持ち合わせていなかった。
就職して、自分で稼いだお金を手にして、ようやく
学生時代にイギリスへ留学していた小学校〜高校の同級生と二人で行く機会を得た。
地図を見るのが得意だった私は、旅行前に場所を覚えて、
行きたい観光スポットをあちこち回った。
友人と二人の時もあれば、一人の時も。
一人では、地下鉄に乗って、コロンビア大学のキャンパスに向かった。
大学内の公園で、人間ウォッチング。
誰かと話した記憶は全くないけれど、近くを学生が通れば、その会話に耳を傾けた。
誰もいない場所を歩いていると、樹々の間からリスが出てきた。
少なくとも私の大学でリスを見た経験はなかったので、小さな遭遇者にも感動した覚えがある。
また、キャリーケースを買おうとして、タイムズスクエア近くのお店に友人と入った。
英語が話せる友人が色々と交渉してくれていたのだが、騙されて予算以上の高いキャリーケースを買わされそうになった。
中学校で習ったような簡単な英語で反論しまくって、難を逃れた。
ちなみに、私は穏やかな性格と周囲から言われている。
誰かに対して、高圧的な物言いなども一切ない。
なので、なぜこの時、こういう態度に自分が出られたのか、今でも不思議でならない。
憧れの街ではあったけれど、見知らぬ街でもあったNY。
この街での二つの出来事が自信となって、その後の私の人生に勇気を与えてくれた。
この回の渡航では、出費を抑えられるところは抑え、使うところは使おう!と考えていた。
そこで、空港⇔市内は路線バスや地下鉄で移動して、無料で利用できる図書館、公園、駅、マンハッタン島の対岸(J. Owen Grundy Park)、そして、スタテン島へも足を運んでみた。
スタテン島フェリーに乗ると、自由の女神を拝むことができる。
海風は気持ちよく、とにかくボッーと外の景色を眺めていた。
これぞ至福のときである。
5回目のN Yも、素敵な思い出で溢れていた。
6回目の渡航はまだ決まっていないが、5年以内に行きたいな。