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2025年1月に観た映画&ドラマ

やっとnoteに書く、書かなきゃ気持ちが落ち着かないところまで熟しました。COVID-19の影響による外出自粛をきっかけに、学生の頃のような洋画&ドラマ漬けの日々を送っています。ここ数年はインド映画にハマったままマイブームは終わりそうにありません。

2023年から情報整理のために、観たインド映画はExcelにデータと感想をちまちま記録しており、数えてみたら500本を超えていました。自分はインド映画のにわかファンだと思っていましたが、もう十分蜜月期から安定期に移ってますね。そして今、数々の作品から得た映画体験をアウトプットして、生きた証にしたいと心がざわざわしています。

2月も半ばを過ぎて今さらですが、2025年1月に観た作品と雑なコメントを鑑賞順で書くことから始めますので、よろしくお付き合いください。


映画&ドラマ 25本

1. Jaya Jaya Jaya Jaya Hey

爽やか胸糞なブラックユーモア。聡明なJayaが、機能不全家族な実家とDV夫から自由と自立を勝ち取るまで。可愛いBasil Josephがモラ男でバグる。
(2022年インド/マラヤーラム語)

2. カルキ 2898-AD

神の子を宿す女性をめぐり、神話の時代から不死の老人とイケ散らかした賞金稼ぎが大バトル。Amitabh Bachchan無双。
(2024年インド/テルグ語)原題:Kalki 2898 AD

3. King of Kotha

狂犬のようにバイオレントなのに失恋で酒浸りになる男。暴力描写は限りなくリアル。Dulquer Salmaamはいいぞ。
(2023年インド/マラヤーラム語)

4. Thalavan

ケララ警察内部のヒエラルキーと腐敗。まじめで直情的が故に懲罰異動を喰らい続ける若手警察官という闇深い設定にドン引きするけど、実際にあるんだろうなぁ。Asif Aliはいいぞ。
(2024年インド/マラヤーラム語)

5. Mumbai Police

交通事故で記憶障害を負ったまま現場復帰させられるエリート警察官。同僚を射殺した犯人の動機と手口を、自分が誰かも分からない状態で捜査する。ラスト10分の展開に呆然。Bobby-Sanjayの脚本はいいぞ。
(2013年インド/マラヤーラム語)

6. Salute

冤罪と再捜査。上司の命令で犯人をでっち上げるも良心の呵責に悩む警察官。Bobby-Sanjayが脚本なので鑑賞。
(2022年インド/マラヤーラム語)

7. Bramayugam

悪徳の時代「カリ・ユガ」よりもっと悪い狂気の時代「ブラマユガ」という設定。主演のMamoottyがじっとりと怖かった。ホラーというよりはドラマ、ミステリー、フォークロア。モノクロの映像が美。
(2024年インド/マラヤーラム語)

8. パタロック 〜地獄に生まれし者たち〜 シーズン1 

「底辺」に生まれてしんどい人々。性暴力の描写キツめ注意。警察の底辺仕事ばかりの平警部補と、警察内のムスリム差別に負けない新人警官のバディ感が救い。
(2020年インド/ヒンディー語)原題:Paatal Lok - season 1

9. Vanangaan

聾唖ろうあの兄と血のつながらない妹。言語によるセリフを封印したArun Vijayの強めの演技。性犯罪者は串刺しに。
(2025年インド/タミル語)

10. The Sabarmati Report

2002年に起きた、アヨーディヤ巡礼者を乗せたゴドラ列車放火事件の真相を追うジャーナリスト。Vikrant Massey目当てに観るも、あまりにもジャイシュリラームでジャイヒンで、異邦人の私はドン引き。
(2024年インド/ヒンディー語)

11. マーク・アントニー

電話がタイムマシンで、過去にだけかけられるなど細かいルール付きという設定が面白い。役者の演技と音楽の良さが魅力のアクションコメディ。S.J. Suryahはいいぞ。
(2023年インド/タミル語)原題:Mark Antony

12. 19 (1) (a) 

タイトルはインド憲法の表現の自由を定めたセクション。雰囲気のある男性から小説の原稿を預かったコピー屋の女主人。お客は著名な革命家だったことを暗殺を報じるニュースで知る。Nithya MenenとVijay Sethupathiのじっくり深めるような演技が良かった。
(2022年インド/マラヤーラム語)

13. Pani

穏やかに暮らす任侠のボスの家庭が、犯罪癖のある若造2人にめちゃくちゃにされる話。Joju Georgeが初監督・主演。
(2024年インド/マラヤーラム語)

14. パタロック 〜地獄に生まれし者たち〜 シーズン2

チョーダリー警部補は相変わらず報われない。「地獄」のタイトル通り容赦のない脚本だが観てしまう。Jaideep Ahlawatはいいぞ。
(2025年インド/ヒンディー語)原題:Paatal Lok - season 2

15. ティハールの看守

実話ベース。1980年代デリー最悪の刑務所の新人看守官を中心とした群像劇。スローな展開だが、インディラ・ガンディー首相暗殺から一気にドライブがかかる。
(2025年インド/ヒンディー語)原題:Black Warrant 

16. Bro Daddy

スパダリのMohanlalを致死量盛られるファミリー映画。兄弟のように仲の良い父と息子と新しい生命2人分のコメディ。
(2022年インド/マラヤーラム語)

17. ジョン・ウィック 

あかん事だけど、ジョン・ウィックの人を殺す所作が美しくて見惚れる。
(2014年米国/英語)原題:John Wick

18. ジョン・ウィック:チャプター2 

めっちゃ人を殺すカオスっぷりと、コンチネンタルのルールは絶対という統制っぷりの対比。
(2017年米国/英語)原題:John Wick: Chapter 2

19. デリー凶悪事件 シーズン1 

2012年デリー集団レイプ事件がベース。女性エリート警官のカッコ良さ人間臭さが出ていて良き。
(2019年インド/ヒンディー語)原題:Delhi Crime - season 1 

20. デリー凶悪事件 シーズン2 

世紀をまたいで実在した部族系強盗団Chaddi Baniyan Gangの模倣犯を追う。女性警官ならではの困難の描写も忘れない。
(2022年インド/ヒンディー語)原題:Delhi Crime - season 2

21. 極秘潜入 C.A.T. 

インド側のパンジャーブ地方のしんどさ。両親を殺されてテロリスト落ちした後、警察に拾われた青年の話だけど警察は基本クズという設定。Randeep Hoodaはいいぞ。
(2022年インド/パンジャーブ語)原題:CAT

22. 霧

犯罪スリラーの形を借りて、パンジャーブ地方とロンドンのシク教徒家庭が抱えるマチズモを描く。ゆっくりじわじわと事件の真相に迫る物語の運びは秀逸。
(2023年インド/パンジャーブ語)原題:Kohrra

23. Kaanekkaane 

ひき逃げにあった娘の死から立ち直れない定年前の父。娘がいるはずの風景に他の女性と娘婿と孫が幸せに暮らしているのを見て、嫉妬に苦しむところから始まる物語。脚本がいいなぁと思ったらBobby-Sanjayだった。
(2021年インド/マラヤーラム語)

24. Neru

正義を求める盲目のレイプ被害者と共に戦う検察官。高名な弁護人によるセカンドレイプが激しく胸糞。脚本家が現役の弁護士で納得の生々しさ。
(2023年インド/マラヤーラム語)

25. Identity 

幼少時の虐待のため強迫神経症を抱える主人公が実はすごい人だった。映像、音楽共に全体的にシックな感じのスリラー。Tovino Thomasはいいぞ。
(2025年インド/マラヤーラム語)


今月の言語

マラヤーラム語 12本
ヒンディー語 6本(うちドラマが5本)
パンジャーブ語 2本
タミル語 2本
英語 2本
テルグ語 1本

日本語字幕 11本
英語字幕 14本(これがオール日本語字幕になる日を夢見てます)

まとめ

1月はヒンディー語ドラマの犯罪スリラーにどハマりしました。NetflixやPrime Videoのドラマは脚本が強くしっかり大人向けで、役者も間をたっぷりとって演技をしていて「上手いなぁ」と心を掴まれました。そして脚本の強さといえば安定のマラヤーラム映画。単に私の好みの問題だとは思いますが、飽きません。今年は、日本で見られるマラヤーラム作品の感想をを大いにネタバレさせながら書いていきたいです。

#映画 #映画鑑賞 #インド映画

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