『顔パンツ』って言い方やめてよー。はしたない。。。
なんか常時パンツ丸出しで仕事したり人と会ったりしてるみたいじゃないですか。やだー。
それはともかく。
脱マスクの流れについて。
私はマスクオタクですが、いわゆる『ユニバーサルマスキング』という考え方には意義ありです。
当初からマスクはTPOだと思っていますので。
子供は着けないほうがいいと思っていますし。
◇◇◇
そういう意味で最近の流れは歓迎すべきものです。
おそらくマスクに関して議論が深まるだろう。と。
ただ、それとともに『マスクは無意味』になってしまわないだろうか、ということは懸念しています。
今回の記事ではそのあたりを書いておきます。
(内容はこれまでの記事と重複する部分があります。)
◆マスクの強い論拠について
私は今のところ『適切なマスクとフィッティングでは有意差を出せるくらい効果がある』と考えています。
なにしろマスクの性能試験で『ウイルスと同等の100nm程度の微粒子を用いた濾過試験が行われている』。おそらくこれは崩せない。
そして、マスクは様々な現場で使用されている実績があります。
◇◇◇
マスクに関して『医者が有識者』と考える人がいるかもしれませんが、私が考える限りそうではありません。
実際に健康被害が出るような場所でマスクを使っている人、たとえば、塗装、建築、研究、製造など、そのような現場に携わっている人のほうが、マスクに関して多くの知識を持つかと思います。
そのような人に単純な四角形のマスクを渡して『これでがんばれ!』とか言っても『またまた。ご冗談を。』って感じだと思います。
◆N95と普通のマスク
ナノレベルの微粒子を含む粉塵に対して単純な四角形のマスクでは無力に近いです。
フィルター性能は満足していても、大きな隙間が生じてしまうためです。
そのような現場では最低限N95程度のマスクが要求されるはずです。
ちなみに、N95マスクについては以下のような情報がありました。
『日刊ゲンダイDIGITAL』に載っていた昨日(6/14)の記事からの抜粋です。
N95マスクについては評価されているようです。
ただし、気になるのは『N95マスクは着用すれば息が苦しくなり、一般人が日常的に着用するのは難しい。』というところ。
なぜ医療従事者だと大丈夫で一般人だと難しいのかは謎だが、それはともかく。
N95は息が苦しいのか?
そんなことはありません。
◆息がしやすいN95は、あります!
たとえばこんなの。
(正式にはN95ではなく日本の規格であるDS2ですが)
『3M』の『Vフレックス』です。1枚100円くらい。
私自身試したことがあり、知人にも試してもらったことがありますが、普通に1日着けても問題ありません。走ったりは無理です。
かなりダサいものを例として挙げましたが、その他でも気密性が高く息がしやすいマスクはあります。N95マスクに限らず。
◇◇◇
どうやらなんとなくですが『効果が高い=息がしにくい(はず)』という認識が残っているようです。
私は業界関係者ではありませんが、最近のマスクの性能向上は考慮していただきたいものです。
『ナノファイバーフィルター』や『高帯電フィルター』などにより、濾過性能を維持したうえで、息のしやすさに関して明らかな向上が見られます。(もちろん製品によりますが)
『数十年の論文の積み重ねであるメタ解析でマスクは効果ない』という意見も見られましたが、どうなのでしょうか。
私が考える限り、そんな古いデータは新しいマスクに適用するべきではないと思います。
マスクも計測機器も統計手法も進歩してるんじゃないですかね。
◆おわりに
RCTやメタ解析で効果が証明されないのは事実ですし、そりゃそうだろうと思います。
それを以って広義に『マスクは意味ない』と言えなくもないですが、『すべてのマスク』を否定できる論拠には当然ならないでしょう。
(それともなるんですかね。)
とはいえ、日本の状況はRCTと大きくは違わないかもしれないと思うので、『脱マスク宣言』しても影響は少ない気もします。
おそらくそうなったとして、今なんとなくマスクを着けてるような人は外すかもしれないですが、注意深い人はTPOで良いマスクを着け続けるでしょう。
私からすれば、今とそんなに変わらない気がします。
それが良いかは別として。
今後、議論が深まることを期待しています。
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