最近、東日本ではコロナの第9波がピーク気味という認識ですが、あまり報道されていません。
地方メディアでは関連ニュース(流行やバス・公共サービスへの影響)が見られましたが、全国的にはもう大きなニュースにならないようですね。
とれはともかく。
コロナ流行状況の確認方法について、ちょっと前の記事でNHK、モデルナ、自治体のサイト等をご紹介しましたが、その際に漏れていたものとして『下水サーベイランス』があります。(surveillance:監視、モニタリング)
コロナ情報をチェックしている人にとっては既知の事柄ですが、関連情報をざっくりとまとめておきます。
◆下水サーベイランスについて
札幌市のサイトから一部抜粋します。
リンクは以下。(トップ画像はこちらからのものです。)
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海外の情報では結構早い段階で下水サーベイランスを見ることがありました。日本で運用されだしたのはここ1年くらいでしょうか。
札幌、仙台等、国内10箇所以上で運用されているようなので、興味のある方は探してみるといいでしょう。
(SNS『X』でまとめ情報を出している方がいますので、そちらで確認するのが手っ取り早いかと思います。)
◆実例(札幌市)
直近のニュースから札幌市のものを以下に引用します。
◆感染傾向と一致
排泄物への影響は年齢層や変異株で異なる可能性があると思っていましたが、感染傾向とはリンクするようですね。
関連情報を以下に引用します。
◆おわりに
5類移行後の感染状況については自治体の定点把握データが目安になっていますが、あの数値は各自治体で前提が異なるため同列で評価出来るものでもないんですよね。傾向はわかるでしょうけど。
また、個人でのコロナ意識も薄れていることから病院に行かない人も増えているでしょう。
そのような意味で、流行状況の精度は下水サーベイランスが一番高いかもしれません。
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札幌市では新型コロナに限らずインフルエンザも対象として運用されていました。
あまり考えたくはないですが、コロナに限らず感染症の流行に今まで以上に注意が必要な時代になっているような気がします。
この取り組みが全国的に拡がることを期待したいですね。