『マスク』(note1周年のまとめ)
noteを始めて1年経ちました。
コロナ騒動がわからない、ということから始めたnoteですが、現時点でもその印象はそれほど変わりません。
とはいえ、それなりに知識がついてきた部分もありますので、あくまでも私見として『note1周年のまとめ』を書いておきたいと思います。
マスク、新型コロナワクチン、新型コロナウイルス、3回のシリーズになる予定です。
なお、どれも『社会的にどうすべきか』について触れると、長く煩雑になるため『個人として』に重きを置くつもりです。
今回は第1弾『マスク』についてです。
◆マスクの効果
マスクの社会的な効果は海外での大規模な統計(RCT)等で評価されています。
おおむね有意差なしです。
そのことから、ある程度の集団で普通の不織布マスクを普通に着けることは『感染予防効果がほぼ無い』と結論付けることが出来ます。
しかし、それらの試験条件を読み自ら考える場合、使うマスクの性能や着用方法というファクターが大きい為、『マスクという概念』の評価をすることが困難である、という結論に達します。当たり前ですが。
◇◇◇
私は『原理』も考えます。
妥当な性能のマスクが『濾過によりウイルスの吸引量を大幅に減らす』ということは明らかであり、その試験方法に自らの着用状態を近づけることが重要だとわかります。(極力隙間なく着ける)
普通の不織布マスクを着けた場合に隙間が大きく生じることは定量的に確認済です。
エアロゾル対策をするなら『濾過性能が高く息のしやすいマスクを選び極力隙間なく着ける』という工夫が必要になる。
そのように着用した場合の効果は、原理のみではなく実体験であっても『臭いの大幅な緩和』でわかります。
◆マスクのデメリット
マスクにはデメリットがあります。
しかし、常時マスクを着けるような仕事は、製造業や食品加工業などコロナ前から結構あります。
多くの人がおそらく20年以上はそれを続けており、これまで問題視されていないことを考えると、『特定の健康被害は生じていない』という推測が可能かと思います。(ただし、これはテキトーなマスクをテキトーに着けた場合の話です。)
◇◇◇
個人的に2年近くTPOで隙間無く着用し続けた結果としても、よく言われる以下のような健康被害は実感していません。
・頭痛
・集中力の低下
・口呼吸になる
・免疫力の低下
しかしこれは『濾過性能と息のしやすさを両立する素晴らしいマスク』を着けているためであり、そのようなマスク自体が全体からするとかなり少ないという問題はあります。
◆マスク戦略について
これまでのマスク戦略は無思考にすぎると言えるでしょう。
ようやく今年になって屋外は不要というガイドラインが出ましたが、それはとっくに周知されていてもよかったことだと思っています。
(私は1年以上前からTPOで勝手に外していました。)
『いつでもどこでも着けることが推奨される』というルールは無思考を助長すると言えます。
◇◇◇
エアロゾル対策として『隙間を極力減らさないと効果が低い』という周知も必要だったはずです。
それがなかったためか、マスクに興味のない多くの人の認識としては『不織布マスクを着ければOK』くらいのものです。
結果的に多くの人がデザイン、着け心地、ネームバリュー、値段などでマスクを選んでいる状況であり、そのようなマスクが売れ、そのような方向性で改良されていたりします。
それはマスク戦略としての失敗でしょう。
◆不満(今後に期待)
PFE99%の不織布マスクであっても、その種類・着け方により『濾過率は5%から90%くらいの変動がある』と推測します。
そのような意味でマスク選定は重要であり、どのマスクが良いマスクなのかわからない現状は改善される必要があります。
具体的には『圧力損失(息のしやすさ)』や『着用時の漏れ率(隙間の大きさ)』といった指標は選ぶうえで超重要であり、それが不明なことは強く批判されるべきでしょう。
◇◇◇
また、マスク着用に伴うリスク、健康被害の検証・周知は必要です。
現在、マスクに関して多くのデメリットが指摘されていますが、それらの懸念を払しょくするような情報発信が行われているように思えません。
長期的にマスク着用を推奨し続けるなら、そのような対応は必要でしょう。
◆おわりに
noteを始めて1年。
私見としては1年前と変わらず『マスクは良いものを正しく着けるならベネフィットが上回るだろう』という結論です。
しかし、他人にそれを強く推奨する根拠はありません。
リスクが定量化できない以上、今後も当面無理でしょう。
私は現在『コロナとその後遺症のリスクは社会的に大きいもの』だと考えていますが、それも説得力がありません。
ということで、色々と調べたところでわからないことだらけ。
私のマスク探求は、まだ終わりそうにありません!
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