献血ルームと映画館のTVOCを測定してきました!
私は原因不明の『脛(すね)の発疹(紅斑)』が人生で2回出たことがあります。昨年8月と今年1月の2回。
そして、昨年8月のときは『献血の翌日』でした。
なんとなく『献血という状況と紅斑は関係があるのではないか』と私は考えています。つまり、シェディングを疑っているということですが。
最近また献血に行ってきましたので、その際に測定した空気質(TVOC)も含めて記事にしておきたいと思います。おまけで映画館の結果も。
◆献血ルームのTVOC
ある程度は予想していましたが、高い数値を記録しました。
HCHO/TVOCはアルコール消毒由来のものが多いと推測します。
献血ルームへの入室から退室までの90分ほどの結果が以下です。
2回ピークがあります。
最初のは受付後の待機時。次は施術時です。
『アルコール消毒をする場所』を考えると妥当な結果です。
空間全体は空調が強力でした。
空調の音が聞こえ、場所によっては空気の流れも感じるくらい。
しかし、TVOCはピーク時を除いても安定して高い数値を記録しています。
◇◇◇
目の刺激は意識すれば『若干しょぼしょぼするかも…』くらいであまり感じず。その他、頭痛や吐き気、鼻水などは無し。
施術後に眩暈の予兆を感じましたが、血を抜いた後でしたのでそんなもんでしょう。
マスクを緩めた際に強い匂い(芳香剤系)を感じましたので、エタノールの他にそのような影響はあったと思います。
働いている方が心配になってしまうくらいの数値と匂いでしたが、皆さん結構元気そうでした。不思議です。
◆映画館のTVOC
『仕掛人・藤枝梅安』を見てきました。
この映画を見る年齢層の偏りを予想。
また、公開から最初の週末ということで混雑していることを期待しました。
予想はおおむね当たりましたが、測定値は超低レベル。
80分ほどの結果が以下です。
この結果は私の測定器では『超クリーン』です。
屋外で何の影響も無い場合にこのような結果となります。
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混み具合はシネコンのMAX100人程度の小さめのスクリーンで5割弱埋まってる感じだったので、40人くらいでしょうか。8割が60代以上という印象。
私自身は測定のため、中央から前席気味に席をとりました。
ちなみに、アルコール消毒は施設の入り口にあるものの、それ以降はありません。そのため、消毒から着席までは短くて5分、平均15分以上は経過していたと予想します。
映画館の空調は弱め。
少なくとも空気の動きを感じるような程度ではありませんでした。
◇◇◇
もし、疑われている『ヒトからの排出』があれば、時間経過とともに数値上昇が見られていてもおかしくなかったと思います。
私の周り(前後左右)も距離をあけてヒトがいる状況でしたので、その影響も測定できていたと思います。
ということで、今回の結果について言うなら『ヒトからの排出について疑わしい点は無し』でした。
◆おわりに
私はコロナ騒動後に100回以上は劇場で映画を見ていますが、シェディング疑いを感じたのは2回。そのときに測定器が無かったのが悔やまれるところです。
とはいえ、数値上昇を確認したところで周囲の見知らぬ人に『最近ワクチン打ちましたか?』『コロナ感染しましたか?』『持病は?』『酒飲みました?』などと聞けるわけもありません。
なかなか原因の特定は難しそうです。
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それにしても、献血ルームはTVOC的に考えるとかなり高い数値を示しています。献血ルームに限らず、病院等でも似たような環境が予想されるでしょう。
そのような施設で長期間働いている方は多数いますので、案外たいした影響は無いのかもしれません。(私自身、今回はほぼ無症状でしたし。)
とはいえ、デリケートな人は注意したほうがいいでしょう。
ではでは、皆さんもお気をつけて!