え?無症状でも入院してるの?
意思決定の根拠となる統計は怪しく、その大本の定義すら怪しいのであって、色々ともう分析難度が非常に高いものとなっています。
コロナの話ですけどね。
偶然以下の記事を見まして、いくつか思うところがあったので引用しながら短めにまとめたいと思います。
なお、以下リンクの記事も長くはないのですべて読んでいただいてもいいかと思います。
なお、上の記事自体は、年末年始くらいのコロナ統計から2回接種済でも感染者が多い(入院の6割が2回接種済み)ということで3回目を促すような内容です。
◆無症状でも入院している?
以下をご覧ください。
(強調表示と『中略』は私によるものです。)
無症状でも入院しているようです。
しかも、上記をそのまま受け取るとしたら無症状で入院した29人中の25人は無症状のまま退院している。
すごいですね。
無症状だったら隔離施設か自宅療養が前提だと思うんですけど、入院してる人もいるんですね。
◆入院治療等を要する者とは?
この記事ではご丁寧に、1/30時点で『入院治療等を要する者等』が激増していることを示してくれています。
無症状でも入院している人がいるのに『入院治療等を要する者等』が激増している!と言われたところでと思ってしまいますが。
もしかしたら『無症状でも重症化しやすい経過観察必須の対象』を入院させているのかなあ、などと少し期待しながら『入院治療等を要する者等』の定義について調べたところわからず、わりとどうでもよくなってきました。
おそらく定義は曖昧で、入院は医師の判断で行われているのでしょう。
◆おわりに
個人的には『定義を曖昧にして現場の判断に任せる。』というのは嫌いではありません。現場が優秀であれば、このほうが柔軟な対応が出来るからです。
また、感染研が分析するために意図的に無症状含めてPCR陽性者を入院させた可能性もなくはないと思います。(そのような説明は無いですが。)
ただ、今現在起きていることの状況分析に、このような統計は使用出来ない。
引用した記事では母数も少ないですし、そのような曖昧な統計をもとに『2回接種者でも6割入院なので3回目推奨』みたいなことが言われているのです。
さらに言うと、無症状の未接種者を入院させることで『統計的に未接種者の入院率は高い』ということさえ言えてしまう可能性があります。
まあ、この記事を読むような方であれば既に気付いているでしょうけど、統計データの分析はかなり困難なものになっています。
困ったものですね。本当に。
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