私は結構マスクについて調べているのですが、リスクは気になるものです。特に気になるのが以下のふたつです。
・表情が見えない
・呼気の再吸引
表情についてはどうしようもないのでTPOで外すことを考えますが、『呼気の再吸引』については気になるところ。
個人的には健康被害を自覚してはいないものの、マスクの種類や着け方によっては意識する必要があることだと思っています。
今回の記事ではそのあたりを。
◆死腔について
『死腔』をご存知でしょうか?
以下、コトバンクから引用します。
◆マスク着用による死腔の増加
ヒトは鼻の穴から肺胞まで『死腔(デッドスペース)』があります。
その容量は引用部によると150ml程度とされていますが、マスク着用によりその容量が増加します。
タイトルを『口元が楽なマスクは要注意?』としたのは、マスク着用による『死腔』を比較的多く増やすことにつながるためです。
口元が楽なマスクは、口や肌がマスクに触れないように空間を多く取るような構造にしています。
喋りやすかったり、なんとなく息がしやすかったり、使ってみると良さそうな部分はあると思いますが、多少注意したほうがいいかもしれません。
◆死腔増加の影響
死腔が増加することでどのような影響が出るのか?
単純に二酸化炭素(CO2)の再吸引による健康被害が想像できるので、論文を確認してみました。以下に引用します。
◆まとめと所感
『死腔の増加によりCO2の吸引量は増えるが、それがトリガーとなり、呼吸量や頻度が増える。結果的に大きな影響は無い。』と読めます。(ホントですかね。)
また、長くなるので引用はしませんが、マスク着用による皮膚温度の上昇も呼吸量や頻度に影響を与えているようです。
私は今まで初めて使うマスク(N95とかガチのやつ)の着用時には血中酸素濃度SpO2を測定してきましたが、ほとんど変化なしでした。誤差レベルです。
マスク着用時は無意識に呼吸が変化してるんですかね。
◆おわりに
なんとなく問題なさそうな感じではありますが、こういったことは個人差もありますし注意したほうがいいでしょう。
特に本気の感染対策としてN95等を使っている方は、意識したほうが良い事かと思います。
具体的には『頭痛』『集中力の低下』あたりは、わかりやすい影響として出ると思います。
そのような方は出来るだけ息のしやすいマスクに変えるか、マスク着用自体を見直してみるのも良いかもしれません。
正直、一般人が感染対策をするなら布マスクのほうが良いんじゃないかとか考えてますが、そのあたりはまたの機会に。
ではでは皆さま、マスク着用にはお気をつけて!