『オープンエアで外にいるときにはマスクはいらない』
『オープンエアで外にいるとき』。。。
なんか表現として『トゥギャザーで一緒のとき』みたいな感じですが。
細かいことはさておき、表題は4/24のテレビ番組内での発言からです。
まずまず同意します。
さて、今回の記事では最近盛り上がっている『社会的なマスクどうする問題』について私見を整理してみたいと思います。
結論から言えば『マスクはTPO(屋外は基本的に外す)』です。
◇◇◇
まず、上での発言における『科学的なエビデンス』については期待しても無駄でしょう。
どうせ待っててもたいして出てこないでしょうし、恣意的な結果にすることが可能だからです。
個人的には海外のRCTや『マスクに意味がある/ない』双方のデータや意見を見ているほうだと思いますが、どれも『科学的なエビデンス』としては弱いです。(マスクの『種類』『着用』『運用』という条件にバラつきが大きい為。)
もし外すための『科学的なエビデンス』が必要であれば、ユニバーサルマスキングを続けるための『科学的なエビデンス』を提示して欲しいとも思います。
ちなみに、最近マスク規制が緩和されたアメリカ(フロリダの判決)での根拠は科学ではなく、『衛生』の概念が決め手になっているようです。
そういった意味でも『科学的』ということのみで判断するべきではないと私は考えます。
(べつにアメリカが正しいと言うつもりもないですが。)
◇◇◇
そもそも『科学的なマスク着用ガイドライン』とは何なのか。
現状、単に『PCR陽性になるリスクを減らすこと』のみを目的としているように思えます。
しかし、以下のようなデメリットも『科学的』に考慮するべきでしょう。
・単にマスクを着けることが不快である。
・コミュニケーションの質が低下する。
・子供の成長阻害。
・細菌やウイルスを吸引しないことによるリスク。
上記は定量的に出来ないので難しいですが、社会全体として考えた場合、マスクのメリットを打ち消すくらいのデメリットになっているかもしれませんし、人によってはそうなっているでしょう。
◇◇◇
上記のようなデメリットもそうですが、それ以外を考えても『ユニバーサルマスキング』は即見直すべきと考えます。
表題でも書いていますが屋外での着用は不要でしょう。
感染リスクがゼロではないからマスクを着けるべき。というのは、たとえば『交通死亡事故のリスクがあるから誰でも常時ヘルメットを着用するべき』みたいなもので、受け入れられるものではありません。
(無症状感染者がウイルスを排出するという点ではまったく異なりますが。)
屋外での感染と言えば、過去にやたらとバーベキュー・クラスターの報道がありましたが、どんな根拠があったのかと疑問に思うものです。
バーベキューをやるなら行き帰りの車などの交通手段で感染したかもしれない。買い出しなど店舗内で感染したかもしれない。仲間内であれば前後の日に会っていた可能性もあります。
まあ本当に屋外でのバーベキューの時間内で感染していた可能性もありますが、それが全体のどれだけに影響するというのか。
個人的には『屋外(オープンエア)』であれば積極的に外すようなアナウンスを即やるべきだと考えます。
個々に外せばいいことではありますが、子供はそうもいかないですし。
◇◇◇
おわりに
最近のマスクに関する盛り上がりは、日本医師会・会長の『ウイズ・コロナでマスク解除はない』という旨の発言が発端かと思います。
まあ、立場と理屈で言えばそのような発言はわからなくもないですが、結局のところ限度というものがあります。
短期間であれば我慢できるものでも長期間となれば話は変わってくる。
今のコロナ騒動に当面見通しが立たないというのなら、QOLを考えて条件を緩和するというのも考えるべき事でしょう。
感染する確率を下げるために何を犠牲にしているのか。
制度を決める側の人は、少なくともそのあたりを認識して欲しいものです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?