マスク意味なし?『不織布マスク』に意味があるかもしれない4つの理由
どうもこんにちは。
顔パンツ男です。
『マスク意味なし?』シリーズも今回で3回目。
(『またかよ!』と思った方!これで終わりですよ!)
これまで『個人的にガチマスクを着ける』『脱マスクを検討する』に関して記事を書きました。しかし、『普通に着ける』が抜けていました。
ということで今回は大多数がやっているであろう『普通の不織布マスクを普通に着ける意味』に関して記事を書いておこうと思います。
なお、記事中の『不織布マスク』については、いわゆる普通のPFE99%の不織布マスクを想定しています。サージカルマスクもほぼ同じです。
また、普通に着用した状態(漏れ率7割程度)を想定します。
◆『不織布マスク』に意味があるかもしれない理由
大きく以下です。
・飛沫の拡散を防止する
・正面へのリスクを低下させる
・飛沫核の発生量を減らす可能性がある
・発症リスクを低下させる(かもしれない)
ちなみに、どれもほとんど『周りのため』です。
私の解釈・推測を含みますのでご承知を。
個々に説明していきます。
◆飛沫の拡散を防止する
デンマークのRCTでマスク着用に有意差無しとされたのは自分が感染するかどうかです。
マスクを着用することでの飛沫拡散防止効果(周りへの感染リスクを減らす効果)については評価されていません。それについては論文中でも示されています。
不織布マスクには飛沫拡散防止効果がある。と私は考えています。
(少しでも排出飛沫量を減らすという観点で。)
普通に考えて咳やくしゃみでは圧が強いんでかなり漏れます。
そのような場合、マスクではなく織り込んだタオルを押し当てたほうが効果は高いでしょう。
しかし『会話』でノーマスクとの比較なら飛沫抑制効果が見られるのではないでしょうか。
◆正面のリスクを低下させる
不織布マスクでは大きな隙間が生じるため、当然、エアロゾル(5μm以下)くらいのものは排出しまくりです。
しかし、ノーマスクと比較したとき、それは大きな違いかもしれない。と私は思います。
飛沫のリスクをサイズで考えた場合、大きなものほど多くのウイルスを含有している可能性が高いと推測できるのではないか。
マスクはその排出を減らします。おそらく。
目からも感染するとして、直接的に大きな飛沫が相手の目へ飛んでいくリスクを減らせます。
また、マスクの隙間からの漏れは正面以外(ほとんど上と横)へ排出されます。
短時間のみ対面するような場合の相手への感染リスクを減らすことが期待できると思います。
◆飛沫核の発生量を減らす可能性がある
飛沫は水分が蒸発してエアロゾル(飛沫核)になります。
発生した飛沫のうち、落下するまでに水分が蒸発し、空気中で滞留するほどの大きさになったものがエアロゾル(飛沫核)だと考えられます。
マスクを着けていた場合、一定の大きさの飛沫はそのままマスクの内側に衝突し留まる可能性が高いでしょう。
ノーマスクと比較した場合、発生する飛沫核の量は理論上ノーマスクのほうが多いのではないでしょうか。(仮説)
◆発症リスクを低下させる(かもしれない)
仮に発症までの閾値(ウイルス吸い込み量)や重症化の閾値があるのだとしたら、大きな飛沫を防ぐことに意味がある。(かもしれない)
大きな飛沫はどうせ自重で落下するからノーマスクでも影響は無い、という考え方はあります。
しかし、真正面で対話することを考えたとき『ノーマスク同士』と『マスクあり同士』を比較した場合、おそらくノーマスクのほうが吸い込むウイルス量は多いでしょう。
無症状感染や軽症の割合が非常に高いのは、仮にガバガバだとしても感染者がマスクを着用しているという理由によるものかもしれない。
◆おわりに
『大きな飛沫の排出を減らすことに意味がある』という内容を無理やり4つにした感じですが以上です。
周囲(相手)へのリスク低減効果がほとんどです。
それすらも理論上の話であって、説得力のあるデータというのはあまりありません。(たとえば、富岳のシミュレーションは全然あてになりません。)
◇◇◇
普通の不織布マスクは鼻脇や頬の隙間が大きいので『自分がPCR陽性になるか・ならないか』に関してほとんど意味が無い。
しかし、社会全体として見た場合リスクを下げているかもしれない。
これが個人的な推測です。
なお、漏れ率が少ないほどエアロゾルも濾過しますので、自らの感染を防ぐ効果を上げられる可能性がある、と推測できるでしょう。
◇◇◇
ということで、3回にわたり続けてきたこのシリーズ。
マスクの効果や理屈に焦点を絞りましたが、そんなことは関係なく『そもそも今くらいの重症化率でみんながマスクをほとんど常に着けるのは異常』ってのは考えてみるべきことだと思います。
今後、議論が深まることを期待したいですね。
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