【ゆっくり茶番劇】壊滅の危機に。

今現在、リアルタイムでTwitterのトレンドにもなっている『ゆっくり茶番劇 商標登録問題』について、分からない人向けに説明します。

【ゆっくり茶番劇とは?】

ゆっくり茶番劇は、「東方Project」に関する二次創作動画のカテゴリーの1つ。 
ゆっくり実況のゆっくりボイスや棒読みちゃん、そして立ち絵を使った物語を取り扱っている。元々『ニコニコ動画』で広まった動画コンテンツの1つで、IF系や感動系・お笑い系を作るものである。
同じコンテンツとして、『ゆっくり茶番』くらい、人気が高いコンテンツのひとつでもある。
また、2000年代に入って、YouTubeが始まってからは『ゆっくり茶番劇』をYouTubeでも投稿する人が増えて、凄い人気にもなっている。

【なぜ"商標登録"問題が起きているのか】

事の発端は『柚葉氏』のこのツイートから始まった。
5月15日 日曜日の7時42分に柚葉氏がツイートしたこの内容が東方界隈や世間からも非難が殺到している。

どういう事か説明すると、柚葉さんは【ゆっくり茶番劇】の商標権を取得し、使用する際にはライセンス登録をするとの事。
また使用する際は申請書と10万円の使用料が必要になるとのこと。

これに対して、東方ファンやゆっくり実況者、東方のゆっくり茶番を作成しているクリエイターの皆さんが発言をするまでの事態に。

【なぜ商標登録が炎上したのか】

これについてはもうお気づきの方も多いと思うが、

『ゆっくり茶番劇』は元々ニコニコ動画からあったものなので、商標がないのだ。

さらに、東方Projectの二次創作ガイドラインには、このように記載がされている。

・東方Projectのイメージを損なう内容
・他者の権利を侵害する、または侵害するおそれのある内容
・東方Projectの公式コンテンツであると誤解をまねく内容
・スクリーンショット、プレイ動画以外のゲーム素材を使用、公開する行為
・原作ゲームのエンディングを公開する行為
・原作コンテンツや二次創作物を利用し、個人の思想を発信する行為
・二次創作物を、その二次創作者に無断で再利用する行為
・その他過剰な性的表現や、特定の個人、団体、人種などを中傷する内容等、社会通念上著しく不適応だと判断される行為
(一部抜粋)
東方Project 二次創作ガイドラインから

また、柚葉さんは、東方Projectを作った『ZUN』さんに許可を取らずに『ゆっくり茶番劇』の商標登録を行ったのだ。

これによって、『柚葉氏』が所属している『Coyu.Live』の公式も本日、声明を公表した。

【お知らせ】
弊会所属ライバー「柚葉」(登録名:たまゆら)につきましては、所属規約および所属契約への違反が認められましたので、総合的に判断いたしました結果、本日付にて警告処分といたしました。
Coyu.Live 公式が発表した声明文
弊会公式サイトが閲覧できない状態が続いておりますので、「警告」につき定めた所属規約第9条を掲載いたします。
警告の後、相当の期間を設けたにもかかわらず改善の見込みがない場合は、契約を解除することとなります。
事務局といたしましては、引き続き状況を注視してまいります。
Coyu.Liveさんから
Coyu.Liveさんの「警告」につき定めた所属規約第9条

柚葉さんは、『Coyu.Live』の所属契約違反もしており、なんと警告処分までされてしまった。

ただ、事務局は『警告の後、相当の期間を設けたにもかかわらず改善の見込みがない場合は、契約を解除することとなります。』とツイートしているが、果たして柚葉さんに改善の見込みがあるのだろうか...?

そう思われる方もいますが、実際はそうではない。
柚葉さんは『改善も何もなく、東方ファンに叩かれそうな発言のツイートを繰り返し行っているのだ。』

正直、これらを見て腹が立ちそうだが、皆さんはどう思うだろうか...?

また進展があり次第、ここに記載させて頂きます

5月17日 追記

昨日、柚葉さんが19時頃にゆっくり茶番劇の使用料の支払いやライセンス契約は不要にするとのツイートを行いました。
ただ、ゆっくり茶番劇の商標は柚葉さんが持ってる事が続いています。
これに関して、担当弁理士の所属事務所は文章を公表して、担当弁理士の所属事務所が謝罪をしました。

もう一度言います。
担当弁理士の所属事務所が謝罪をしました。

柚葉さん本人からはまだ謝罪がなく、所属事務所が公表した経緯の文章ではこのように表記されています。

もし、出願の段階で不正の目的があったのであれば、弁理士の責任として当然ストップをかけます。
海特許事務所の『ゆっくり茶番劇について』
もし単に周知商標を独占することで利益を得ようとしているのであれば不正の目的(商標法第4条第1項第19号)に該当する可能性があるでしょう。
海特許事務所の『ゆっくり茶番劇について』

要するに、柚葉さんが商標登録の件で誹謗中傷等による慰謝料で利益を得ようとしている場合、商標法第4条の法律による違法行為になるという事をここでは記載されていて、また、不正の目的があれば弁理士の責任として止めるということがここでは記載されています。

いずれにしても、担当弁理士の所属事務所が謝罪する事になったこの大事件。
日テレのNews Zeroでも取り上げられて、まだまだ批判が殺到しています。

ただ、それとは別に爆破予告や殺害予告が増えていて、それはこれと話が違ってくるので皆さんも気をつけてください。

5月21日 追記

柚葉の所属事務所であるCoyu.Liveが柚葉に対して無期限の会員資格停止とする処分を行いました。

また、柚葉自身も5月23日から商標権放棄の手続きを始めると運営に連絡をしたそうで、今後の展開が気になります。

進展があり次第、また記載します。

5月26日 追記

柚葉さんが、5月23日付で商標『ゆっくり茶番劇』の抹消登録申申請を行ったそうです。
ただ、その理由が少しおかしいところで...

事由 : 関係者等に対する誹謗中傷及び名誉棄損・虚偽・捏造された情報の流布により本来の目的を全うすることが困難となった為。
柚葉のツイートから

これが理由とは、流石の筆者も呆れて、なんて言えばいいのか分からないという事態が。
また、柚葉は今回の件について、運営に謝罪をさせておいて、当の柚葉本人は謝罪をしないという、まさに正気なのか分からない事態に。
また、昨日の20時50分でツイートを最後にさせていただきます。という表記から、柚葉は謝罪をせずに逃げたということになる。

今年になって一気に『商標権問題』が浮かんだ、まさに凄い事件だったであろう...。

6月7日 追記

柚葉の運営元である、Coyu.Liveが特許庁に対して商標権の経過観察を聞いた所、抹消申請書が受理、登録された事を確認した為お知らせしました。
これにて、Coyu.Liveの方でも対応を終わりにしたようです。
その後も、なぜ解雇や契約解除にしなかったのか、運営のCoyu.Liveは次のようにツイートしてます。

はよ解雇しろとか言われるけど
そもそも雇い入れてない(会社じゃない!!)し、
簡単にクビ切って切り捨てる日本の文化(と言ってもいいのかは知らんが)嫌いだし、そういうのは根本的に間違ってると思うのでその意見を聞き入れる事は現状ありません。

流石、Coyu.Liveです。よく考えられてると思いました。

結果的に、柚葉は謝罪をせず、アカウントを消してネット界隈から逃走しましたが、どうせ今回の事が起きればまた特定されるのは時間の問題なので、気にせずゆっくりしましょう。

6月17日 追記

特許庁の方を確認したところ、ゆっくり茶番劇の商標は削除されてました。

以上、『令和の商標権事件 ゆっくり茶番劇』でした。

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