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#1もしこの世でひとつしか果物を選べないとしたら

「もしこの世でひとつしか果物を選べないとしたら、私は迷わずレモンを選ぶ」。
こう言ったのは数々のニューヨーク社会の描写とフードエッセイやコラムを残したアメリカの作家のローリー・コルウィン。
この言葉が冒頭に書かれた本「レモンの歴史」(原書房)の著者であるトビー・ゾンネマンもまたレモン沼にハマってしまったヒト。

偏頭痛持ちのトビーがその原因が日常摂取する食べ物にあると考え、あらゆる日常食を試し、除去していった結果、レモンが偏頭痛に影響しないことが判明。(他の柑橘類は頭痛を引き起こしたそうです)
それからというもの、レモンを山のように買い込み、レモン生活を満喫。
レモン沼にどっぷり、レモンなしの生活はありえない、といった感じに。

私はどうかなあ。
この世でひとつしか果物を選べないとしたら。

やはり、レモンを選ぶな~きっと。
レモンそのままで食べるということはなかなかないけれど、レモン果汁やレモンの皮の用途は無限。(と思っている)
レモン果汁にしか出せない味があって、レモンとの相性の良い食材も料理もたくさんあって、ついついレモン果汁を使ってしまうんですよね。
レモンがなくても仕上がっているんだろうけれど、やっぱりレモンを一滴でもしぼらないと”しまらない”味になってしまう。

だからやっぱり
この世でひとつしか果物を選んではいけないと言われたら私もレモンを選ぶ。


レモンdeごはん① 鶏つくねと大根のレモン鍋
そういえば昨日は生姜たっぷり鶏つくねと大根のレモン鍋にしたのでした。

濃いめのかつおだしでしょうがたっぷり入れた鶏つくねとレモンは国産の農薬不使用、ノーワックス、防カビ剤不使用の皮までまるごと食べられるもの
大根はピーラーできしめんみたいに

これがもしレモンじゃなくて、お酢だったら…
いや、お酢鍋はちょっと(笑)
オレンジは?いや、それもちょっと。
梅干し…違う方向に行っちゃうな。

だからやっぱりレモンね。

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