「好き」は「好き」のうちに燃やせ
「推しは推せるときに推せ」という。
作者が急逝したり、打ち切られてしまって未完となる作品は数えるほどあるし、応援していたバンドは方向性の違いで解散するし、アイドルはいつか引退する。
「もうおわりですよ」とアナウンスされてからハッとして慌てて駆けつけても遅いのだ。「もっと課金すればよかった」「もっと愛を注ぎたかった」と後悔が募るばかり。
しかし、わたしがそれよりも恐れているのは、何よりも自分のなかから「好き」という気持ちが消えてしまうことである。
中高生のころ、毎日のよ