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いつかの日記
ここは中欧。チェコのプラハに来て半年が経った。
眠っている間の知らないうちに午前3時を2度迎え、サマータイムが終了した。
雪でも降りそうな白く厚い曇りの日がつづき、1日中太陽を見ないまま日が沈む。眠たい日々だ。
外に出れば空気が氷のように冷たいが、家に入ればオイルヒーターが室内全体をくまなく暖めてくれていて半袖でも過ごせる。ますますインドアに拍車がかかるので文章を書いてる次第だ。
いまは冬、泣いてばかりだった2018年の年の暮れに、来年は本当にやりたくないことはやらないと決めた。
やりたくないことをやる必要はないし、きらいなことはしなくていいし、わたしのことを1番かわいがってあげられるのは わたしだ。
わたしを縛りつけるものは何にもないはずだ。帰省中の電車の中でそう思った。ようやくそう思えたときに気持ちが軽くなった。
わたしは今、天井が4mもある部屋のベッドに寝転び、頭のてっぺんぐらいの位置にあるカーテンのない窓からオレンジ色の街灯の明かりが入り込むのを眺めている。寝転んだときに窓越しにたまに月が見える。
日本からマイナス8時間。おなかが痛くさみしい夜には、こちらのことを思い出してほしい。
日本から遠く離れたここはまだ、明るくて平和なお昼時か、眠るには早い夜の時間を過ごしてる。
まだわたしは起きているよ。