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読む、れもらんらいふデザイン塾vol.14【塩原祥之】

「教育」というエンターテイメント

こんにちは、嶋津亮太です。その講義は、あっという間の120分でした。小気味良いユーモアに、立て板に水の語り口。ロジカルで、エモーショナル。それはまさに「ショー」を見ているかのようでした。

株式会社Ichido Upの代表、塩原祥之さんは観客の気分をデザインする。楽しませながら、話に惹き込んでいき、そこにいる者の熱量を高めていく。日本一の英語教師であり、営業のエキスパートは、語学の修得方法を教えるだけではありません。自分の中にある自信や可能性のようなものを引き出してくれる。そう、わかりやすく教えるだけでなく、隠された力を引き出してくれます。

塩原さんは言いました。「education(教育)の語源はラテン語のeducare(引き出す)に由来する。つまり、教育とは引き出すことなのです」と。〈教えること〉と〈引き出すこと〉の両輪が機能した時、学び手の能力はブーストする。その感覚は、体験した者にしかわからない。

それは実際のレッスンにおけるほんの一部分かもしれません。ただ、会場を満たす空気からは、そのエッセンスを十分に感じとることができました。そこで味わった貴重な言葉の数々をお楽しみください。


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Ichido Up

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───会社を創業するということは人を幸せにすること。

塩原
人間の身体のほとんどが水でできています。水は99℃までは単なる水ですが、あと1℃上がると100℃で沸騰し、形を変えて別次元の世界に入ります。

僕は、人も同じであると考えています。全ての人が毎日頑張っていると思います。ただ、60℃で満足してそこで止まる人もいれば、99℃で満足してそこで止まる人もいるでしょう。しかし中には、あと1℃アップして別次元の世界に入る人もいます。大切なのは「今の位置」ではなく「あと1℃アップしてみよう」という「心の向き」です。この「1℃アップ」という考え方が僕の行動指針なので、これを社名にしました。

みなさんこんにちは、塩原祥之と申します。

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