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愛、アーモンドミルク
いきなりですが、僕は10月に入ってからアーモンドミルク狂いになってしまいました。
(ひとつ前の記事でも、スタバのアーモンドミルクラテを激推ししていますが)
発端は、肌荒れでした。
ニキビをゆるすな
9月下旬ごろから、何がいけなかったのか肌荒れが絶頂期に上り、母親からも「あらあんたすごいわね」と指摘を受けるほど、顔面がニキビの侵略を受けていました。
顎回り……フェイスラインとでも言いましょうか。特にそのあたりを、ニキビが跋扈していたのです。スキンケアのために肌に触れれば、でこぼこぶつぶつ。メイク中も、ニキビ隠しのためのコンシーラーをちょんちょんと塗布していたら、あっという間に妖怪「顔面水玉模様人間」のできあがり(涙)。
お気に入りのVT CICAのニキビパッチの消費量も爆上がりし、それでもなかなか治らない。皮膚科にでも行けって話だったのかもですが、そもそもその発想に至らず。というか、こんなんで病院行ってもいいのかしらという感じでした。
にっちもさっちもいかずどうしたものかなあと悩んでいた僕に、女神Aちゃんが声をかけてくれました。
「肌荒れにはチョコラBBがおすすめだよ」
確かによく聞く話です。ビタミンBがお肌にいいとかなんとかでしたでしょうか。僕もそれを信じて、学生時代にたまにチョコラBBやビタミンBに関するサプリメントを飲んでいた記憶があります。
でも、あんまり味が好みじゃないんだよなあ……。飲めないことはないけど、できることなら飲みたくないなあ。なんてうごうごわがままを考えていたら、続けて二声目。
「あと、飲み物だとアーモンドミルクもいいらしい。調べた!」
な、なんと。
調べた。僕のために、Aちゃんが。
Aちゃんが、わざわざ。
僕のために、Aちゃんがわざわざ調べてくれたですって!?
時間を割き、あまつさえ調べるために、スマホを操作するゆえに両手や指を、画面を見るゆえに目を、情報収集をするゆえに脳を。大げさかもしれませんが、たった一瞬でも僕のためにそれらに意識を向け、使ってくれたのですよ!
僕にはそれが、どうしようもないほどうれしかったのです。どうして彼女はこんなにも優しいんだと、それが本当にうれしくて、愛しくて、たまらなかったのでした。
初、アーモンドミルク
その日、僕はどきどきしながら、出社途中にコンビニで「アーモンド効果」を買いました。この時まで、僕はアーモンドミルクを口にしたことがなかったのと、そのままで食べるアーモンドはあまり好きではなかったので、「おいしいのだろうか……」という不安もありつつ、でもでもAちゃんが僕のために調べてくれたのだから! と、そわそわしながら出社した記憶があります。
(ちなみに、ちゃんとチョコラBBも買いました)
会社に着いて、出勤処理をして、僕がまず行ったのはアーモンド効果の記念撮影でした。チョコラBBも添えて……(笑)
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「さっそくどっちも買ってみた!」とLINEを送る僕に、Aちゃんは「摂りすぎもだめだからね」と窘めながら「まあ試してみなさいな」と返してくれました。
画面の向こうでは、やれやれと思いながら、微笑みを携えていてくれたかもしれない。Aちゃん……ラブです、ビッグラブ。
記念撮影も終わり、Aちゃんへの報告も終わり。では、さっそく実食!
ストローを刺しておそるおそる口をつけて、ちゅーーーと吸い、やがて口の中に広がるその液体に全意識を集中して味わいます。
……意を決したように、ごくりと飲み込んで。
め……めーーーちゃ美味しいじゃないですか! なんだこれはー!
なぜ僕は今までこれを飲んでこなかったのかと、思わず後悔するようなおいしさです。感動です!
アーモンドの香ばしさに、ややすっきりとした、優しい甘さのミルク……。牛乳のように重くはなく、だからこそ飲みやすく、けれども濃厚さすらも感じる。舌にまとわりつく感じはないのに、飲み込んだ後はアーモンドの風味が口の中に残って幸せ……。
なんという飲み物でしょう、なんて素晴らしいのでしょう!
あまりの飲みやすさとおいしさに、あっという間にストローがスコーッと音を立てて、紙パックがべこりとその身をよじりました。
ああ、もうなくなってしまった……なんておいしいの、アーモンドミルク……。アーモンドミルクというか、アーモンド効果というこの商品がおいしいのかもしれませんが。
(ちなみにチョコラBBは、購入してから一週間後くらいにイヤイヤ飲みました。やはりおいしくはありませんでした)
それからというものの、僕はアーモンドミルクのとりこに。
しかしそんな僕をさらなるアーモンドミルク狂いにしたのは、またもやAちゃんのとある言動でした。
スタバのアーモンドミルクラテとの出会い
ある日の夜、Aちゃんが運転する車で、スタバをドライブスルーしようという話になりました。
Aちゃんは喫茶店やカフェといった類のものが好きで、コーヒーも好んで飲んでいました。そのため、スタバにも頻繁に足を運んでいるようなのです。
対して僕は、スタバは期間限定のフラペチーノを嗜む程度にしか足を運んだことがありませんでした。なぜなら、僕はコーヒー(というよりカフェイン)があまり得意ではなかったのです。
そんな僕を見かねたAちゃんは、僕のためにコーヒーではなく、アイスのキャラメルマキアートを、アーモンドミルクに変更して注文してくれたのでした。
あらまあ、それなら飲めるかも……。ほっと胸をなでおろす僕の横で、Aちゃんはアイスのアーモンドミルクラテを頼んでいました。
「アーモンドがお好きなんですね」
渡し口で、ポニーテールの可愛らしい女性店員さんが微笑みかけてくれました。「ええ、そうなんです」と返すAちゃんと、なぜだかちょっと恥ずかしくなってしまった僕。そのあとも期間限定商品のご紹介なんかもしてもらい、商品を受け取っていざ一口。
うーん、キャラメルの風味も相まっておいしいです。でも、あんまりアーモンドミルク感が感じられない……。それでもおいしいことには変わりないので、大事に大事に一口ずつちびちび飲んでいました。
するとAちゃんが「私のアーモンドミルクラテも飲んでみていいよ」と言うのです。では、お言葉に甘えて一口だけ……と思って飲んでみたら!
め……めーーーちゃ美味しいじゃないですか!(2回目)
甘さは少し物足りないですが、アーモンドミルクを強く感じられて、苦手なはずのコーヒーもまろやか~な感じに……!
あまりのおいしさに、Aちゃんが運転に集中していることをよいことに、二口目三口目もこっそりいただき、「こっちの方がスキ……!」と荒ぶる僕。
ええ、そうです。
これがきっかけで、僕はひとつ前の記事でも挙げたように、出社ついでにスタバに寄り、アーモンドミルクラテを頻繁に購入する病に陥ってしまったのでした。
でも、これも一人暮らしするまでの束の間の贅沢。節約しなきゃ! というのももちろんなんですが、引っ越し後は通勤路が変わるため、スタバに寄ることができなくなるのです(涙)
まあでも、一人暮らしを始めたら、大きなサイズのアーモンドミルクのパックを箱買いして、一日一杯そのまま飲んだり、自分でアーモンドミルクラテを作ったりしたいなあと夢見ています。その方がスタバ通いよりも節約にもなると思うし……いや、なるのか?
実際、肌荒れはそこそこ改善されたように思えます。今はもう困っていませんし。
これがアーモンドミルクの効果だったのかどうかは謎ですが、おかげでアーモンドミルクに出会えたのですから、結果的にはウルトラハッピー☆です。
アーモンドミルクの存在を教えてくれたAちゃんにも感謝。こういった背景もあって、僕の中でアーモンドミルクは、Aちゃんとの大事な大事な思い出の品でもあるのです。
あ、ちなみにAちゃんのAは決してアーモンドミルクのAではありませんので、そこだけお気を付けください(笑)
とりとめもないことばかりですが、なんとか三日続けて更新することができました。よかったネ。
明日は……どうだろう。もしかしたら更新できないかもしれません。
でも、三日坊主とかそういうのではないと信じています。明日は無理でも、明後日に……がんばれ、自分。
では、また次の機会に。
橘宮