効果的に、効果的に
こんにちは。上級心理カウンセラー&マインドフルネススペシャリストマインドフルネスカウンセラーのKIYOです。
皆さんは、ラグビーのW杯はご覧になっていましたか?私は、まさににわかファンで、ほぼ全試合を観ていました。どの試合も、試合前の予想のようにはならず、ものすごく強かったイングランドが南アフリカに負けてしまうなど、その日のコンディションや、相手との相性などがあるのだなぁと思いました。
南アフリカのキッカーのハンドレ・ボラードはキックをする時や試合中は眉間に深ーい皺が出来ていたのですが、試合後の顔にはその皺は全くありませんでしたね。
あんなに深い皺を観たこともないですし、試合後にそれが消えてしまうというは、やはり、それだけ試合中は緊張感と集中力を使っているのでしょうね。
マインドフルネスの考え方の中には、「ひとつ、ひとつ、効果的に」というものがあります。
実はマルチタスクは効率が良いようにも思われますが、ひとつに集中した方が、効率も良く、疲労感(脳も体も心も)も少なくなります。
マルチタスクは実は脳への負担が多いのです。脳が疲れることが、身体や心の疲れやダメージにつながります。
また、ラグビーの話に戻ってしまいますが、周りを観察し、何をすべきかに集中することで、効果的なプレーにつながり、タッチラインぎりぎりでも守り切れたり、相手のペナルティを得たり、トライにつながったり、が出来るのでしょう。
しかし、ラグビーだけではありません。
私達の生活においても、「ひとつ、ひとつ、効果的に」行うことで、効率や効果が高まります。
例えば、メイクオフや洗顔においても、他の事を考えないで、そのことに集中して、「お肌綺麗になぁれ」と思って行うのと、他の事を考えながら、ある種、雑に行うのでは、全然、効果が違うはずですよね。
まるで、テレビのCMのように、化粧水も、お肌に「お肌綺麗になぁれ」としみこませていくのと、バシャバシャで終わらせてしまうのでは、効果が違うように感じるのではないでしょうか。
勿論、お仕事や家事であっても同じことです。
他の事を考えながら行えば、ミスも増えますし、スピードも遅くなります。
マインドフルネスの基本的な考え方、「今の自分と自分の周りで起こっていることに気づいている」そういう状態に自分をあえて置くことで、何が効果的かも、見えてくる、分かる、のではないでしょうか?
例えば、上司や夫や妻、子供と、大切な話をしたいと思ったとき、相手を観察することは大切です。
相手の状態に合わせて、自分の行動を変えることで、効果的な結果が得られるようになると思いませんか?
怒っている人やイライラしている人に、その時に、大切な話はすべきじゃないですよね。
よく相手を観察していると、「今かな?」って思える時が分かるはずです。
「効果的に」というと、なんだか嫌らしい印象を受けるかもしれませんが、あなたの大切な24時間を有効に使うためにも、あなたの限られた体力を有効に使うためにも、「効果的に」という事は大切だと思います。
どうぞ、この一週間でも、「効果的に」という言葉を心のどこかに留め置いてみてくださいね。
それでは、皆さんの日々が感謝と幸せに満ちたものでありますように。
KIYO