コンテナ船で旅行をする話 - 準備編
はじめに
数年前から船舶に対して興味が高まり、小型船舶免許や無線資格の取得、国内や海外航路を走る貨客船への乗船を体験しました。これらのイベントを通じて自身の興味が海運へ向かって行くことを感じていました。特にコンテナを中心とする流通は私の心を掴んで離しませんでした。
コンテナ船に乗船出来ないものだろうか。
今回はこうした興味から始まるコンテナ船で旅行をするお話です。旅行手配がやや煩雑である為、記事を準備編、ブリスベンでの待機編、本編に分けています。旅程を組み立てる工程に興味がない場合、待機編、または本編へ直接お進みください。
旅行金額: 429,000 円 (雑費除く)
旅行日数: 2020/2/2 から 2020/2/18 まで 17日間
旅行条件: 英語による意思疎通が可能であること。
金額内訳:
🚢料金: 231,000 円(食費/諸経費110€/船内保険料57€含む、1,847€)
🛫料金: 108,000 円(カンタス航空/成田 - ブリスベン/片道)
📑費用: 13,000 円(World Nomads/旅行保険)
🏨費用: 30,000 円(ブリスベン4泊、消費税/手数料含む)
🛂申請: 12,000 円(🇦🇺複数回出入国が可能なビザ・Subclass 600)
🏥診断: 18,000 円(自由診療 x2回)
💉費用: 17,000 円(黄熱の予防接種)
*各金額は2019-20年時点のものです。(1,000 円単位で数字を丸めています)
記事中の用語:
代理店: 旅行代理店。Cargo Ship Voyagesという会社です。
現地代理店: 港湾施設に於る、乗組員の出入国手続きを行う会社です。
船会社: コンテナ船を運行する会社。CMA CGMのグループ企業APLです。
1. 旅程立案と資料請求
旅程立案の前段階として、私は「コンテナ船クルーズと貨物船の旅」を繰返し読みました。著者は航海士を生業とされており、運行全体の流れを心得ている方でした。一般会社員である私がコンテナ船旅行の概要を理解する上で大変貴重な参考資料となりました。
この記事を基に海外にあるいくつかの代理店をインターネットで調査、そのうちの一社に連絡し旅程の組立てを開始します。代理店担当者へパスポート(国籍)が日本である点、また極東航路のルートに申込意思があることをメールで伝えると、以下の申込資料を受領しました。
1. GENERAL CONDITIONS OF CARRIAGE(旅客一般約款)
用語説明、契約、料金、発券、キャンセル、制限、といった内容が網羅的に説明された旅行約款です。補償に関しての通貨単位がXDR表記でした。国境を跨ぐ契約書なのだと感じます。
2. VOYAGES EN CARGO SPECIAL CONDITIONS(貨物船旅行特別約款)
提出書類: 旅客一般約款から、コンテナ旅行の注意点が抜粋、補足された資料となります。持ち物に対しての注意点、保険加入と健康診断が必須である点、船上での食事の時間やコンセントの形状なども記載されていました。資料の最後には署名欄があります。
3. CREDIT CARD CHARGE FORM(クレジットカード支払書)
提出書類: 代理店に対し旅費支払を行う書類です。この書類提出と共に25%の手付金を支払い、残額を出発45日前までに支払う流れでした。クレジットカードの国際ブランドは、VISA/MASTERから選択可能でした。
4. IDENTITY FORM(個人情報記入書)
提出書類: 代理店、船会社が各種手続きの際に利用する個人情報を記すものでした。パスポート番号の記入欄もありました。
5. MEDICAL CERTIFICATE(健康診断書)
提出書類: 一般の旅客船とは異なりコンテナ船は一般旅行者に配慮されていません。乗下船時には細く長い階段を昇降する必要があります。また、緊急時には特別な装備(イマージョンスーツ)を着用し退船の必要があるなど相違点があります。こうした環境下で安全に活動できる身体能力があるのか、また精神状態に問題がないのかを医師によって証明される必要がありました。
6. DISCHARGE INSURANCE(保険申込確認書)
提出書類: 旅行保険が申込されているかを船会社へ伝えるための確認書類です。この書類に記載する保険は代理店が7で申込む保険ではなく、旅行全体を保証する保険となります。旅行キャンセルが保証される保険を強く推奨されます。
7. STAND ALONE GUARANTEE(保険のリーフレット)
保険商品を説明したリーフレットでした。利用した代理店ではコンテナ船乗船中の怪我、また船会社が破産などにより旅行費用が返金できない場合に備えこの保険への加入を強制しています。Travel Trust Association という旅行保険協会が発行する、
Supplier Failure Cover Certificate
Stand Alone Safe Seat Plan
という二つの保険を代理店経由で申込します。
8. STATEMENT OF RESPONSIBILITY(責任範囲に関しての同意書)
提出書類: 船会社の責任範囲が記された同意書となります。入出港の日程変更は日常的に発生する点、通常の旅行とは異なり危険が伴う点などが説明され、船会社の免責事項である旨を理解したという内容に署名が求められます。
署名に関しての注意点: 提出書類と記載のある書類は、一旦プリントアウトし、ボールペンで署名したのちスキャンし直す必要がありました。スタイラス(Apple Pencil)で署名し送付したところ「必ず紙に一旦印刷し署名(サイン)し、その後スキャンするように」と再作業を求められました。
以上が提供された資料となります。内容は全て英語で記されています。
2. 代理店が提供するサービスの範囲
代理店から提供された資料、また「コンテナ船クルーズと貨物船の旅」を確認していくとコンテナ船旅行は全部で5つの段階に分かれていることに気づきます。以下、各段階になります。
代理店は図中3の部分、
a. コンテナ船乗船券の発券手配を船会社へ行う。
b. 乗船中の保険手配を保険会社へ行う。
という手配に留まります。代理店から強制加入する保険もこの範囲です。その他の範囲は発券後に現地へ確認する必要がありました。また、各種手続きに要する手数料は現地通貨ではなく米ドルにて支払いが生じるようです。(これらは後述する「8. 現地コンテナ港施設への連絡、手続きについて」にて細かく記載があります)
1. 出発地市街地からコンテナ港施設への移動
2. コンテナ港施設から乗船までの手続き(現地にて米ドル支払)
4. 下船からコンテナ港施設までの手続き(現地にて米ドル支払)
5. コンテナ港施設から到着地市街地への移動
参考とした記事は手慣れた様子で処理をされていました。私は当初この流れが分からず、代理店の手配範囲を理解するまで時間を要しました。
3. 航路選択とビザついて
各資料に目を通し、航路を選択する段階で特に注意すべき点は以下の二点であると認識しました。
1. コンテナ港からの出入国となるため、特別なビザを求められる場合が想定される。個々のケースは自身で確認が必要。
2. コンテナ船の運行に合わせる為、日程変更は日常的に発生する。航空券はフレックス(正規運賃に近い金額)が必要。
こうした点を鑑み、コンテナ船への乗下船地いずれかを日本(横浜港)に設定することは合理的であると判断しました。代理店の取扱う極東航路(反時計回り)から、横浜発着の二つのルート、赤、青に絞り込みます。
赤航路: 横浜🇯🇵 - 大阪🇯🇵 - 釜山🇰🇷 - 青島🇨🇳 - 上海🇨🇳 - 高雄🇹🇼(11日間)
青航路: ブリスベン🇦🇺 - 横浜🇯🇵(12日間)
3-1. 赤航路: 日本 - 韓国 - 中国 - 台湾
当初は訪れる国の多さ、航空券の金額、コンテナの荷下ろしが眺められるという理由から赤航路を希望していたのですが、残念な知らせが代理店より告げられます。
🚢 CHINA MULTIPLE ENTRY VISITOR VISA REQUIRED FOR TRAVEL ON CARGO SHIP TYPE M OR C; RULES ARE DIFFERENT TO NORMAL TOURISM.
貨物船で中国に出入国する場合、旅行であっても特別なビザが必須となるようです。英文にあるタイプM、Cビザとは就労ビザを意味します。取得には渡航履歴や招聘状(中国国内にある企業が、その人物がふさわしいと認める紹介状)が必要となり、旅行者が簡単に取得できるものではありません。念のため「中国での乗下船を予定していない。この場合は不要ではないか」と確認しますが「入港時点でこのビザが必要となる。ビザ無しは不可」と回答を受けます。私は調査していませんが、韓国や台湾の入出港の場合も特別なビザが必要になるかもしれません。ビザの問題から赤航路を断念します。(参考とした記事の著者は、ビザ不要として中国を経由し旅行が出来ていたように見受けられます。港湾施設に於けるビザの規制が旅行時期によって異なるのかもしれません)
3-2. 青航路: オーストラリア - 日本
赤航路とは異なり、青航路はオーストラリアビザだけに注意を払えば問題ないように見えます。オーストラリア大使館に旅行の概要を添え、特別なビザが必要かを問い合わせます。
🇦🇺 If you are visiting Australia for traveling purpose you should apply for a visitor visa regardless departing by vessel or airlines. Please check first if you are eligible for ETA601 visitor visa. If not eligible you should apply for subclass 600 visitor visa.
ETA601ビザ(観光に利用する短期の電子ビザ)または、subclass 600(複数回出入国が可能なビザ)を取得検討くださいとあります。代理店から受取った書類を見返すと以下のような注意事項の記載があります。
🚢 IMPORTANT: Under no circumstances can a machine-readable (or biometric) passport replace the requested visas.
貨物船ターミナルでは機械読取(生体認証)のパスポートビサの場合、入出国手続きに支障があるように解釈できます。障害によってはオーストラリアに引き返す可能性もありますので、念のためsubclass 600を取得しました。ビザ取得に関しては割愛しますが、オーストラリアのビザ申請はインターネットで完結する素晴らしいシステムでした。「インターポールに国際手配されていないか」といった質問に答え小一時間ほどで取得が完了します。
備考: コンテナ船での旅行を検討されている場合、代理店へ旅程申込み前に寄港予定国のビザを確認しても良いかもしれません。
4. 健康診断について
受領書類にも記載しましたが、旅行者は船会社に対し二回の健康診断書提出が必要となります。一度目は旅行予約時、二度目は旅行前45日以内です。健康診断書は英語での医師署名が必要となるものでした。検査項目自体は、
渡航に際して影響のある精神疾患がないか
コンテナ船に安全に乗下船出来る健康状態であるか
妊娠していないか
といったものですが、英文となるとハードルが上がるようで、いくつかの病院で断られます。最終的に毎年健康診断を受けている病院に問合せ、発行可能であると連絡をもらいます。健康診断書は自由診療という名目で各回8,800円を要しました。これは予想外の出費でした。
5. 旅行申込
1-4までを確認し代理店に提示された日程を選択します。提出書類、パスポートのコピー、ビザ取得証明書、健康診断書を提出しました。メール添付が適切ではないと感じたので「どこか安全にアップロードできる先はないか」と尋ねると「Dropboxで転送するように」と返事があります。アップロードを終えると、ほどなく手付金が引落とされた連絡が届き予約完了です。
私が申込をした旅程は以下の通りです。
LINE: BRISBANE (AUSTRALIA) - YOKOHAMA (JAPAN)
VESSEL: APL SCOTLAND
DEPARTURE DATE: 2ND.JAN.2020
ARRIVAL DATE: 14TH.JAN.2020
残額は前述の通り、出発45日以内であれば問題ありません。都合の良いタイミングで支払いを終えます。旅行予定日から数週間前に代理店から乗船券を受領します。乗船券はフランス語と英語で書かれていました。
申込時点では出発日が2/2でしたが、受領した乗船券には2/4と記載があり、既に2日の遅延を確認することができます。
6. 旅行保険の選択
代理店から申込む強制保険は乗船中を対象とする保険です。それ以外の期間に関しては別の旅行保険で補償する必要がありました。日本の保険会社を選択する方法もありましたが、今回は代理店の推薦する保険会社を選択しました。この保険は旅行が予期せずキャンセルになった場合なども補償されます。英語での申請手続きが面倒と感じる場合には、日本の保険会社を選択した方が無難でしょう。
7. オーストラリアまでの航空券
旅行申込、保険手続きを終えると次は出発地ブリスベンまでの航空券手配です。通常であれば割引運賃を利用し安価に購入するのですが、今回は手数料なく自由に搭乗便の変更が可能な「フレックス」と呼ばれる種別を購入します。自由度が高い分高額です。(片道航空券が割引往復航空券より高額です)今回の旅費の25%は航空券代金です。
フレックス航空券を選択する理由は何故でしょう。通常の旅客船とは異なり、直前までコンテナ船の入出港スケジュールが変更される可能性があるためです。航空券の変更が効かない場合その時点で旅行が立ち行かなくなります。今回の旅行も数回、搭乗便を変更しました。
8. 現地コンテナ港施設への連絡、手続きについて
ここまでの手配を終えると現地と調整する段階に入ります。現地との調整は乗船前10日前後が適切であると代理店から説明を受けていました。(各種書類や代理店からのメールには "local agent" "port agent" "ship agent" と複数の表記がありましたが、記事中では以後「現地代理店」で統一します)
1. ブリスベン市街地からコンテナ港施設への移動
2. コンテナ港施設から乗船までの手続き
4. 下船からコンテナ港施設までの手続き
5. コンテナ港施設から横浜市街地への移動
それぞれの現地代理店に対し、以下の内容について問合わせを行いました。
8-1. 乗船地: ブリスベン、現地代理店へ問合せ
ブリスベン側の現地代理店に連絡を取ると、乗船予定のコンテナ船が停泊する船着場(突堤)の場所や最新の運行情報を受領しました。この時点ではコンテナ船到着は 2/4 午前 6:00(現地時間)でした。念のためこの認識に間違いがないかを確認し航空券とホテルの変更を行います。以下、確認事項となります。
a. 市街地からコンテナ施設までのアクセス方法(送迎は存在するか)
コンテナ船施設は特別な許可を必要とすることなくアクセス可能である。市内からタクシーを手配し現地まで来て欲しい。必要であればタクシーをこちらで用意することも可能である。
b. 乗船時に必要な書類(パスポート、乗船券、他に必要なものはあるか)
代理店に提出した書類の原本及び、パスポートを持参して欲しい。
c. 乗船時に必要な費用(送迎費、各種手続き費用、通貨について)
150 USD 程度必要になる可能性がある。現金にて持参して欲しい。
d. 乗船時期(スケジュール)について注意事項
乗船時期について何か変更があれば随時連絡を行う。
現地代理店と詳細確認を行う間、以下の情報が伝えられます。
PMC (Passenger Movement Charge) is a AUD$60 fee and will need to be paid prior to your embarkation (you should have been advised of this by your travel agent). Please note you will not be permitted to board if this fee is not paid.
残念ながら代理店からの説明はありませんでした。現地代理店経由でオーストラリア税関国境警備局に納税納付書を作成してもらい、オンラインでの支払いを試みます。しかし、支払システムが日本のVISA/Masterに非対応なのかfraud(不正利用)と表示され支払いを終えることができません。
カード側の問題を検討しカード会社側に確認すると「カード会社側で停止はしていない。与信は来ているが売上が届いていない。」と説明を受けます。この内容を添えシステムを担当する税関事務所に問合せますが、旅行前に返信を受け取ることは出来ませんでした。現地代理店と協議し現地空港近くにある税関事務所にて直接納付することとなりました。
悪い知らせは金曜日の午後にやってきます。出発2日前の夕方に以下の内容が伝えられます。
Please see attached email regarding your vessels berthing schedule. Please note that Brisbane has been pushed back to 7th Feb. Please advise if this affects your plans.
添付されたメールを確認すると"Operations in our Melbourne terminal stopped at 1330 today and resumed at 1630. " という簡単な説明と共に到着日が遅延することを示す表が配されていました。この時点で私には二つの選択肢が存在していました。
1. 航空券を変えず、滞在日数(1日から4日へ)を変更する。
2. 滞在日数を圧縮するために航空券を改めて変更する。
私は1を選択することとしました。2を選択した場合、何らかの理由による早着に対応できない為です。「ブリスベンでビールを飲む時間が増えた」と何かの幸運であると思い直し、宿泊先をキッチンのある滞在型に変更します。
少し気になることも記載がありました。
for Border as they will be attending the vessel.
国境警備局が直々に「旅行者の乗船を確認したい」と申出がありました。乗船予定時刻を伝え、現地代理店経由で国境警備局とも約束を取り付けます。
大丈夫、トラブルはこれで終わりです。(フラグではありません)
8-2. 下船地: 横浜、現地代理店へ問合せ
横浜側の現地代理店への連絡です。図の4、5に該当する部分です。旅行代理店から連絡先を受領できなかったため「直接確認できるかもしれない」と考え、今回お世話になる船会社(APL)に軽い気持ちで問い合わせを行ないました。こうした問合せ自体が稀であるためか問合せメールスレッドには、
- よく分からないがコンテナ船で旅行者が着く。何とかしよう。
- ここには情報がない。親会社であれば何かわかるかもしれない。
- 当社としては初めての経験だ。
と、グループ企業間で協力する内容が続きます。メールの同報(CC)には幹部の方であろう名前も連ねています。単的に表現するならば、
やっちまった、息をするように御迷惑をおかけしている。
と感じる状況となりました。幸い多くの方々のご援助で現地代理店にも連絡がつき、以下の点を確認するに至りました。
a. コンテナ施設から市街地までのアクセス方法(送迎は存在するか)
船舶代理店がコンテナ施設から横浜市街地まで送迎可能である。
b. 下船時に必要な書類(パスポート、乗船券、他に必要なものはあるか)
パスポート以外に特別な書類は不要だが手数料が発生する。
c. 下船時に必要な費用(送迎費、各種手続き費用、通貨について)
手数料として以下の金額が日本円で発生する。
入国手続き手数料: 5,000 円
コンテナ港内、及び公共交通機関までの送迎: 10,000 円
メールスレッドにある方々にお礼を述べ、これで横浜での手続きは完了です。そういえば、横浜側とのメールの中で普段目にしない英略語を頻繁にを目にしました。(横浜側との連絡も英語でした)昨年に受講した無線通信の訓練で、
船舶とのテキスト通信は、文字数を減らすために略語が用いられる。
と、教官が仰っていたことを思い出します。テキストを見返すと同様の略語が使われていることを確認出来ました。海運業界の慣行を垣間見たグッとくる体験でした。
9. 乗船直前までの旅程調整
上記1-8の通り、事前の調査、旅程は十分に余裕を持って行いましたが、度重なるコンテナ船運行スケジュールの変更、新型肺炎の流行などが重なり、刻々と状況が変化するなか旅行を迎えます。帰国後にメールを読み返したところ、旅行代理店、現地代理店からの更新情報を含め実に7回もの変更を受領していました。
旅行代理店からの連絡
2019/10/22(予約時)出発日: 2/2, 到着日: 2/14
1回目: 1/15(発券時) 出発日: 2/4, 到着日: 2/16 - 航空券変更, ホテル変更
ブリスベン現地代理店からの連絡
2回目: 1/26 - 入港: 2/6 14:00, 出港: 2/7 14:00 - 航空券変更, ホテル変更
3回目: 1/28 - 入港: 2/4 6:15, 出港: 2/5 22:00
4回目: 1/31 - 入港: 2/4 6:15, 出港: 2/5 14:00 - ホテル変更
5回目: 2/1 - 入港: 2/7 0:15, 出港: 2/8 TBD
東京発 2/2 🛫ブリスベン着 2/3
6回目: 2/3 - 入港: 2/6 5:30, 出港: 2/7 17:30
7回目: 2/6 - 入港: 2/6 18:30, 出港: 2/8 14:00
🚢乗船 2/7 12:00
実際の船のスケジュール 入港: 2/6 18:30, 出港:2/7 17:00
この間、二度の航空券変更と三度のホテル変更を自身で手配します。加えて7回目の連絡を受けた乗船前日深夜、旅行代理店から電話を受けます。
Captain has asked (given increased controls and sensitivities around coronavirus) that I ask you please to confirm that you are in good health and not experiencing any abnormal symptoms of any kind.
体調に問題はありませんが、医師ではない私が罹患していないかを確認する方法はありません。電話口で柔かに答えます。
My condition is excellent. Thanks!
出来ることは全て終えます。船長判断で乗船できなければ「ブリスベンでビールを飲んで帰ってきた話」にしようと覚悟を決めます。翌日、幸運にも私はコンテナ船への乗船を許可されます。テレビでは隔離された大型客船が繰り返し報道されていたタイミングでした。
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