あと20分でプライド月間が終わる。
noteを更新するのはだいぶ久しぶりで、書きたいことは山ほど溜まっている。今夜はその中でも、セクマイ関連のことについて書き残しておこうと思う。
タイトルの通り、現在6月30日午後11時40分。プライドマンスのうちに投稿できることを願いつつ。
さて、今月は私のセクシュアリティに関しても、いろいろ思うところがあった。最も大きかったのは、校内で近いセクシュアリティを持つ仲間を見つけたことだろう。その子はノンバイナリーゆえ、ここからはTheyと呼ぼうと思う。
Theyは同じ高校の違うコース(所謂特進コースのようなもの)に通う、同級生だ。一年時は生活階が違ったこともあり、あまり関わりがなかったが、2年になってお互いにお互いを(同類かも知れないという意識で)認識していたことがわかり、急接近した。
Theyと話すのはとても楽しい。Theyも私と同じくすとぷりが好きで、QuizKnockが好きで、そして私と違って絵がうまい。
学校の制服や、通称名について論じたり、ナベシャツを一緒に買って送料を浮かしたり、今までできなかったことができるようになった。
混じり気のない本音を吐いても等しい重さの言葉を返してくれる、たった一人のリア友だ。
Theyは私にとって特別で、唯一無二。そしてTheyにとっての私もそうであればいいと、図々しくも願いたくなるような、得難い絆を得た。
プライドマンスはあと10分。
モヤッとした出来事についても書いておきたい。
私の担任はとても優しい、母のような人なのだが、この前、心に刺さった言葉があった。
教室のエアコンの温度調整についての話だった。
「女子が寒いって言ったら寒い、女子が暑いって言ったら暑いから。レディに合わせてあげなさい。」
私の席は、エアコン直下である。リアルタイムで震えるほど寒かった。
でもその一言で、言えなくなった。寒いから少し弱めてくれ、なんて言葉を吐くことは、自分が女だから気遣え、ということ。
そんな訳はないのだ。男だって寒いときは寒いだろう。
そんな余計な枷をおれにつけなくたっていいじゃないか。
大好きな先生であるだけに、まだまだジェンダーの壁は分厚いなと、ため息を吐きたくなるような言葉だった。
最後にお口直しに、嬉しかった話を一つ。
今日、なんとはなしに、カム済の友達に、親に性自認をごまかす苦労について愚痴を言っていたら、
「でも、勘付かないものなの?だって、こんな、ねぇ?」と言ってくれた。
「私がカミングアウトされたときも、『うーん、そうだよね』みたいな感じだったよ」と。
なんだそれ、一番安心するじゃん。
おれがおれであることを、カミングアウト前からずっと受け入れてくれていた彼女は、私と下の名前が一緒で、呼び分けのために大嫌いな本名を呼ばれなくて済む、という点で実利的にも助けてくれている。いつもありがとう。
さて、プライドマンスが終わって2分オーバーしてしまった。
7月もおれらしく頑張っていこう。おやすみなさい。
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