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共感覚と不登校(part3)~意識不明は突然に~
小学校時代に、親や先生など身近な大人に「自分を理解してもらえない」という経験を嫌というほどした私は、自分でも気づかないうちに、周囲に対して壁を作るようになっていた。「優等生」は、知らず知らずのうちに周りから浮いてしまう自分に気づかれないための、ある種「鎧」だったのではないかと今では思ったりする。
そんな私は両親の勧めにより、地元でそこそこ有名な中高一貫校へ進学、そして3年間、小学校時代に輪をかけ
共感覚と不登校(part2)
前回は、小学校入学から僅か1週間で「不登校宣言」をしたところまでを、つらつらと書かせていただいた。
言うまでもなく「不登校宣言」はあっさり却下された。
「教室に居ると(音から生じる)色々な形が見えて黒板が見えない」だとか、「音が多すぎて頭が痛くなる」だとか、「先生の声の色が嫌だ」だとか、6-7歳なりに「学校に行けない理由」を具体的にプレゼンしたように思う。しかし、両親には全く相手にされなかった。