美味しくてかわいいって最強|京都の素敵なカフェ3つ
京都の繁華街から少し足を伸ばすと、小さくてかわいいカフェがたくさん見つかります。都会の喧騒と離れているからなのか、どこかのんびりとした空気が流れていて、ゆったり過ごせるのが魅力。そこに美味しいおやつがあれば、言うことありません。
今回は京都に行ったらわざわざでも訪ねたい、美味しくてかわいいおやつを提供してくれるカフェを3つ紹介します。
1.まん丸ドーナツに釘付け「Kew」
龍安寺参道商店街の一角にそっと佇む「kew」は、焼き菓子を中心としたおやつのお店です。こちらの名物はたぷんと溢れ出たクリームが愛おしい、まん丸ドーナツ。お持ち帰りもお取り寄せもできないから、足を運んだ人しか食べられない正真正銘スペシャルなスイーツなのです。
ドーナツがサーブされるや否や、テンションが爆上がり。ひとしきり眺めたら、砂糖がお口の周りにつくのも気にせず、思いっきりガブっといっちゃってください。ドーナツといえば甘ったるいイメージがありますが、生地にもクリームにもレモンを仕込んでいるからか、ぺろっと食べられます。あと引く美味しさで、2個オーダーしなかったことを後悔してしまうほどです。
甘い物好きの心を掴んで離さない、感激間違いなしのおすすめのカフェ。たった7席しかないこぢんまりとしたお店ゆえ、予約は必須です。ぜひ訪れてみてください。
2.ときめきが詰まったフルーツサンド「点喫茶室」
御所東の住宅街にある「点喫茶室」は、通り過ぎてしまいそうなほどさりげない場所にある隠れ家的カフェ。そっとドアを開いて2階にあがると、名作揃いの北欧ヴィンテージ家具が置かれた上質な空間が広がっています。
一杯ずつ丁寧にハンドドリップして淹れてくれるコーヒーのおともは、見目麗しいフルーツサンド。旬のフルーツを使っているので、季節ごとに違った味わいが楽しめるのだそう。私が訪れた時は春だったので、大ぶりのいちごが贅沢にサンドされていました。クリームの甘さをぐっと抑えているので、フレッシュないちごの甘酸っぱさが口いっぱいに広がり、ただただ幸せを噛み締めることができます。
次は夏の桃もいいな、秋の葡萄も捨てがたいし…と言いながら一緒に訪れた友人とお店を後にしました。洗練された空間と芳醇なコーヒー、ときめきが詰まったフルーツサンドにとっぷりと心が満たされたのでした。
3.おやつ好きに愛される伝説のお店「歩粉」
京都の北、大徳寺の近くにある「歩粉」は、焼き菓子好き民の間では伝説的なお店。もともと東京の恵比寿でカフェを営まれていたオーナーさんが、惜しまれつつ閉店した後、充電期間を経て再開されたカフェなんです。
デザートとお茶の時間をゆったりと楽しんでほしい、との思いから、メニューも3種類のみ。その中から私はデザート1皿とドリンクがセットになった、デザートスモールセットをオーダーしました。
内容は季節よって変わるそうなのですが、伺った時はブリオッシュをアールグレイティーとラム酒のシロップに浸したサバラン、自家製あんこを添えたくずもち、スコーン、杏のコンポートなどがワンプレートに。作る方の人柄が出るのか、ほっこりするのにどこか芯がある力強さを感じました。おやつっていいな、と心から思える、そんな素敵なお店なのでした。
美味しいおやつを食べると、心が元気になります。ふくふくと幸せな気持ちで満たされ、また明日からがんばろうって思えます。だから私は少しくらい遠くても、幸せを見つけにせっせと足を運ぶのかもしれません。
今回はおやつが大好きな私がおすすめする、美味しくてかわいいカフェを3つご紹介しました。京都を訪れる際の参考になれば嬉しいです。ここまでお読みいただきありがとうございました。