あなたたちはいったい何処へ向かっているの?
スマートフォンという小さな箱は
いろいろな世界と繋がっているわ
みんな広がった世界に夢中なのよ
でも あなたは違うわ
黄昏時___みんなが疲れきっているその時間に
あなただけが顔を上げているもの
参考書でも 自己啓発本でもなくて
小説を読んでいるステキなあなた
時々本から目を離して
空から降り注ぐオレンジ色の光を見ているわ
たぶん この中の私だけが
あなたに気がついたと思うの
だって私もあなたと同じなんだもの
少しだけ自分を好きになれたわ
黄昏ていた素敵なあなた___どうもありがとう