さよならはつらいけど
この世は 苦しみの体験は避けられない
死苦八苦
生老病死
愛別離苦
怨憎会苦
求不得苦
五蘊盛苦
その中でも 愛別離苦という 愛する者との別れは 言葉にならないほど辛い
離れたくなくて 別れたくなくて
毎日涙が止まらない
でも 泣いていいから そのあとに思い出してほしい
あなたが離れたくないほど愛した人は 同じようにあなたが大好きだったこと
離れたくないのは きっと同じ
定めで先に行く 愛する人が ただ一つ願うのは あいする人の笑顔
離れてしまったら その魂は あいする人の守護にまわる
寄り添う役から 見守る役目へと
だから 泣いてもいいから 忘れないでほしい
あなたの笑顔を 見たいと 愛する人はすぐそばで守っていること
姿は見えなくても 何かあるとすぐに駆けつけて
心配そうに顔をのぞき込んだりしていること。
彼岸と此岸 居場所が変わっても 目に見えない絆はつながっている
愛というエネルギーは時空を超えてつながっている
だから 泣いてもいいから 空を見上げることをやめないで。
言葉を投げかけると きちんと帰ってくる
耳で聞こえなくても 心の中に 言葉は届く
さみしいけど 悲しいけど
愛の絆はより一層強化される
そして 自分が彼岸に渡った時に 必ず迎えてくれる
『頑張ったね 偉かったね 素敵な人生だったね』って。