リビドー
フロイトは人間の根本的なエネルギー、原動力を性的欲動におき、それをリビドーとよびました。
ピアジェの4つの発達段階とはまたちがって
フロイトは5つの段階
口唇期 0〜1歳
肛門期 1〜3歳
男根期 3~6歳
潜伏期 6~12歳
性器期 12歳以降
と変化してゆくモデルです
それぞれの時期にそれぞれにあったリビドーが満たされることで
スムーズに次の時期に移行していく
というものです。
興味深いのは、それぞれの時期に十分にリビドーが満たされないと
大人になってもその時期に固着した症状があらわれるというところです。
例えば口唇期では十分な授乳が足りなかったことが、その後爪を嚙んだり、
指しゃぶりをしたり、タバコや他人への依存心へつながる、というもので
す。
また肛門期にトイレトレーニングが厳しすぎて固着した結果、几帳面や潔癖
性、頑固、神経質な性格になるとか
男根期には異性の親を独り占めしたいので反対の親を憎むようになる
これはエディプス期といって、異性の親に対する性欲から、同性の親に葛藤
を抱き(エディプスコンプレックス)、この時期に父母の仲が悪かったり、
例えば父親が留守しがちだと男の子の場合は母親と親密になりすぎて母離れ
ができなくなったり性格が偏ったものになる、大人になってもこのエディプ
スコンプレックスを引きずるというものです。
このように子供は3~6歳くらいに同性の親との関係から、ある種の葛藤、エ
ディプスコンプレックスを通して社会性を学ぶとフロイトはいいます。
とても興味深い説ですがみなさんはどうでしょうか?
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