フットインザドア法
患者さんからすると治れば何でもいいのでしょうが
その為には理解してもらいたい事がたくさんあります
どうせもう治らない、一発で治るの
全か無の認知パターンが皆さん好きなので
感じている症状を客観的に捉えながら
うまくコントロールすることの大切さを知ってもらうのに大変苦労します。
急性痛と慢性痛の痛みのメカニズムや薬の良
いところや副作用などを知ってゆくことを根
気よく説明、説得してゆきます。
その時に実際、全部の症状を一気にではなく
たとえば一箇所の比較的軽い症状からアプロ
ーチして痛みが軽くなることを実際に感じて
もらいます(たとえば、痛みのゲートコント
ロール説にもとづいた鍼灸治療などで)
するとより知りたいというポジティブなモチ
ベーションが生まれて良い治療へとつながっ
ていきます。
これは社会心理学などの
フットインザドア法ににてるかなと思います
セールスマンが訪問販売する時、まずドアに
足を入れさせてもらったあとセールスをはじ
めるという言葉の由来があるみたいですが
いきなり全部をわかってもらうのは、いきな
り商品を買えといってるのと同じかもしれません。
辛い時は早く治したいですが慢性の病の場
合、ここは急がば回れをおすすめします。
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