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知覚の恒常性

考えると当たり前ですが、遠くに見えるゾウと

近くでみえるネズミ

象はネズミより「小さく」

みえます。

網膜にはそう写っているのに

私達は決して象をネズミより「小さい」

とは考えません。

これは考えてみると、とても不思議なことで

客観的には「小さく」見えてるという認識よ

りも対象が実際どのようなものかという認識

のほうへ認識が傾いているのです。

そのままを見ていない、対象への経験や知識

などが優先されているともいえます。

確かにこの視覚の経験からくる恒常性がないと

ちがう角度からや、ちがう明かりのも

とや、ちがう距離からでは対象物は変化し

対象物の認識自体が不可能になってしますね

それでも、知覚というものが

いまここの客観的な情報でなく、

過去の経験から作られたところをみていると

いうのは驚きに値します。



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