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憧れだけを

5/18

今年でいちばん忙しい時期を迎えようとしていてテンパっている中、しごともかなり詰まり気味であせあせしている今週。のもとしゅうへいさんの日日の灯のネップリを印刷してみたいと思っていて、忙しさに忘れそうになったところを、直前にまた思い出して、リマインダーをかけて、せわせわとした移動中になんとか滑り込んで、手に入れることができた。

コインを入れて、ペラっと1枚印刷されて。
なんとなく、両面にたくさん印刷されると嬉しいような気もしちゃうけど、作る側が無理なくつくり続けることと、読む側がタイミングを逃さず短時間でも読み切れることが、作り手にも読み手にも親切なのかもしれない。

そういう気軽な発行物を、ネプリみたいな形で気軽に配ってみたい、という欲がうっすらあるけども、定期的に続けられる自信がまるでないので、まだ始められていない。

ひとしごと終えて、最近の中でいちばん気持ちが落ち着けたのかもしれない。文学フリマの告知をいいかげんにしなきゃと思って、でも思うようにできなくて、無理することもないと思ってとりあえずの投稿を済ませたら、なんとなく、ペライチを書きたくなってきた。

こうなるとだいたい、手書きにするか、下書きして清書するか、ボールペンで書くか、シャーペンで書くか、やっぱりパソコンでやるか、iPadでやるか、、写真と手書き文字を並べられたらいいのに、いつも上手くいかないんだよなぁと考えているうちに、考えているだけで疲れて、迷った挙句に手を動かしはじめても思うようにいかなくて、結局諦めてしまうことが、ままある。

でも今日は、日日の灯を、ペラっとしたこのお便りを、まだ読んではいないのに、なんか触発されたのか、俄然勢いがついた。
今日は全部手書きにしよう。間違えてもいいように、シャーペンで。清書はしない。スキャンの時にできる限り使える画像になりますように。

A41枚に両面、絵も入れたかったけど結局ほとんど文字で埋め尽くした。

そのあと、寝る支度を少しずつ進めつつ、日々の灯を読んだ。

日記のようなものかと読み始めたら、小説のようなものだった。良いな、と思う小説の、半分くらいに同じことを言っている気がする。

雨がくる前にするべきいくつかのこと

静かな文章だ。私にはできないな、と思う。

のもとしゅうへいさんのことを、まだあんまりたくさんは知らないけど、海と山の間に住んでいることと、写真も文章も素敵なのに、言葉に表すのが難しいくらい、それはもう魅力的なデザインで、こうした作品をいくつか作られていることだけ知っている。

たった1枚表面の紙っぺらに、詰めるでもなく乗せているだけの文字や色に、どうしてこんなに心揺さぶられるのか。

自分にはできることしかできないけど、憧れを追いかけ続けるのも、悪くないかもしれない。


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