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あれから
詩ってなんだろうって
頭の片隅にずっとあって、
片隅というか
かなり占領されている時間も
多々あって
はやく気になっている本を手に入れたいと
思っていたら別の本屋で見つけたんだけど
その本を目的にしないと
その本屋に行く目的がなくなっちゃうから
あえてその日はやめておくとか
そういうことをしてしまうほど
気になる本屋がたくさんあって
思い出してみると
詩なんて今まで全然興味がなかったのに
最近買った本やzineで
詩らしいものがいくつかあることに気付いて
ひとまずそれを読みたい気持ちを抱えながら
他のことを考えなくちゃいけなかったり
低気圧と空腹と眠気に負けて
予定外に横になってしまったり
逆さまになったカービィがこちらを見ていた
行間を空けて書けばそれは詩になるとか
聞いたことあるけどよくわからなくて。
理解するためにむさぼり読みたい気持ち。
でも読んだところできっとわたしにはわからない気もする。
友達が最近は短歌にハマっていると言っていて、
文学少女だなあと思ったけど
詩を理解したいがためにずっと頭を巡らせているこれも
まるで文学部にでも行っているみたいな
文学部の人とかって
こういうことを考えたりするのだろうか
いや、わたしが考えていることなんかきっと
足元にも及ばないんだろう
定型詩とか不定形とか、
学校で聞いた気がすることをちらと思い出したけど
それがなんなのかさっぱり思い出せない
詩は感情から生まれるわけじゃないと
あの人は言っていたけど
わたしが見たことある映画でふたつ
パターソンとジンジャーの朝
全然わからないながら観ていたけど
そういえば彼らは詩を書いていた
それもとても美しい姿で
映画の中では、
感情を言葉に、詩に、情景に、
載せているように見えた。
それはそれはきれいだった。
ジンジャーの朝、
ストーリーはあまり思い出せないのだけど、
ハッピーエンドではなかったことは覚えているのだけど
なかなか衝撃的な展開だったのは覚えているけど
とにかく映像がきれいで
主人公が涙を落としながら
書いていた場面が忘れられない。
持っている詩の本を少し読んでみたら
自分が思っていた詩とはなんだか少し違くて
思っているより感情が入っているなと思ったし
思っているより非現実的でもなかった
だからまだわからない。
詩ってなんなんだろう。
きっと
感情から書く人
出来事から書く人
夢物語を書く人
無意味な言葉を並べる人
多様な表現があるのが詩なんだろうと
まだなにもわからない今はそう思っている
たぶんこれは詩に見せかけた
ただの日記。
感情の羅列。
何時も通り。