まだ、そこにいる。


来ている。



亡くなった子は、
リビングのドアを甘く閉めていると
隙間に爪を入れてドアを引っ張ってごじ開けることができました。

引き戸もドアも開けられる(ノブは高さが届かないけどあそこが動くから開くというのを理解しているようで背伸びして触ろうとしていた)賢い子。

亡くなった数日後、

ソファに座っていて
目の端には残された子がお昼寝をしている姿が見えるのに
斜め後ろのリビングのドアの方向から
いつものカリカリとドアを爪で触る音が聞こえた。

ああ、来てるね。
まだ初七日も過ぎてないものね。



最後の数ヶ月、食事を別室(寝室)であげて(食事制限中のもう1匹に横どりされないように)
食事の最中は隔離していて、そのまましばらく忘れていると トイレを我慢できなくて枕の上などでしちゃうことがあって(枕は買い替えました)
最期の数日は体の下に敷いたトイレシーツに寝たまましていたし、

オシッコの匂い=あの子 のイメージがついていた。


葬儀を終えて帰ってきてから 何回も(何日も)
いつも一緒に寝ていた私の枕元でオシッコの匂いがすることがあって、
でも元がどこかくんくんあたりをかいでもわからなくて。

そんな時も、
きっと近くに来ているね    って思ってます。

(49日までいるのかな?)


(*後日談  本当に49日過ぎたあたりで匂いはしなくなりました!)

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