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所持金足りず野宿寸前だった私に1万円差し出したイケメン大学生を逆ナンした話
あれは2019年の夏ー
ねぶた祭りがどうしても見たくて、友人にアタックするも誰1人つれず、ねぶた発作、ねぶたせん妄、ねぶた喘息のトリプルパンチに見舞われた私は、結局1人で青森へ行くことにしました。
初めての一人旅。たくさん準備しました。大学生のため、乗り物はもちろん夜行バス。
ただ弱い私は、夜行バスで行く→ねぶた見て青森に夜までいる→宿泊せず夜行バスで帰る
という極力すぐ帰る一人旅にしました。一人旅の意味。
しかしこれが悪夢の始まりでした____
青森
夜行バスに揺られて青森駅に着いた後は早速…
暇だったので、とりあえずねぶた博物館へ行ったり、三内丸山遺跡や神社に行ったり、アイスを食べたり、海でGoogleマップを見て最北にいることを確認したりしていました。正直、青森駅は半日あれば、味わい尽くせます。
そしてようやくねぶた祭りが始まる時間になり、1人のため無事ベストポジションをゲットできました。ねぶたの感想は…もう本当に凄かったです。正直、想像の100倍以上、元気貰えました。自然と笑顔見に来て良かった〜と心から思いましたね。ねぶた祭りを見ること、本当におすすめです!
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本題
そして、無事ねぶた祭りも終わり、そろそろ夜行バス乗るかあ…とバスの順番待ちをしていたら
夜行バスの運転手さんに
『あなたの名前、予約リストに載っていないですよ?』
と衝撃の一言を言われました。
いやいや待てと。それってあなたの感想じゃないですか?、と心の中で思いつつ(ひろ●き)『私はたしかに予約しましたが…』と携帯で予約メールを確認したら、ちゃ〜んと次の日の夜行バスでした。
バスの運転手さんと私、大騒ぎ。
皆さんも気をつけてほしいのですが、夜行バスの日付!これ、予約する時夜行バスは特性上、日を跨ぐので、結構間違えやすいです。ほんと注意!
正直、この地でやれることは全てやったしもう1日いるのは辛い…。しかも次の日普通にバイト入ってるし…。ねぶた期間だから宿はどこも満室だし、奇跡的に夜行バス一席空いてるっぽいけど、ATM含めてお金二千円しか持ってないし…(おかしい)、これは全てを投げ捨てて初一人旅で野宿か…?と全てを悟った時…
後ろから肩をポンポンと叩いた人がいました。振り返ってみると若い好青年。そして、その青年の口から
『もし困っているようであれば一万円貸しましょうか…?』
青年の手からは諭吉様…。
私が懇願している姿があまりにも可哀想だったので、優しい大学生が手を差し伸べてくれました。
しかし、バスの運転手さんがなんとか手配してくれたため、なんとか好青年に一万円を最終的に借りることなく、残り一席の所に乗ることができました。
最初、夜行バス中もう私の頭の中には羞恥心と自責の念でいっぱいでしたが、段々と
『あれ、普通に考えて、知らない人に一万円貸すって神だよな…?というかあの方、イケメンだったよな…?』
と、混乱し過ぎて彼が一万円貸してくれためっちゃ優しい人であることも、彼がイケメンであることも上手く把握できていきました…脳が元通り…
そして、完っっ壁に恋に落ちた私は、思考回路を完全チェンジ。どうやって彼に感謝を伝えようか、あわよくば連絡先をゲットしようか…を寝ずに徹夜で考えました。
そして実行したのは、
①途中休憩PAでノンカフェインのお茶を買って渡す※ノンカフェインで、深夜ということ気遣いできる女アピール
②彼と一緒の駅で降りて一緒に帰ろうと提案する
でした。彼はお茶ももらってくれたし、一緒に帰ってくれて沢山お話もしてくれました。
彼も青森で一人旅をしていたこと、彼も夏に富士山に登ること(私もこの夏に富士山に登った)、私の大学の最寄りと彼の実家が同じだったこと…などなどこれはもう運命じゃない?的な意気投合。
そして、彼から
『彼氏いるの…?』
と思わぬ展開が…。
『いません!欲しいんですけどね』と即答な私。聞いたら彼も彼女と別れたばかりだと。もうここまで来れば、連絡先を聞いてくれえ〜と必死に心の中で思っていたのですが、
あっさり彼の最寄駅に到着、彼は降りる、さようなら。
正直、私は一緒に帰ってくださいとも言ったし、彼氏も欲しいとも言ったし、好意がバレバレだったと思うので、彼も好意を持ってくれていたらきっと連絡先を聞いてくれたのだろうなと思うので、聞かなかったということは、負けた…と思いました。
まあでも一緒に帰ろうと勇気を出して言ったし、全く後悔は全くありません。総合的に一人旅が恋と絡まってとっても良い思い出になりました。
というかこの物事の最も大事なことは
彼が一万円差し出してくれたその崇高な精神‼︎
私もだれか困っている人いたら一万円差し出そう〜
Bye〜
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