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ライカ太郎、ライカのコンデジをサブに。

2023年の夏は、気象庁の発表によると「統計開始以来、最も暑い夏」だったそうです。その影響なのでしょうか、秋の訪れがとても遅いばかりか、このところ急な雷雨や突風、雹などの気象災害が頻発しています。。。

天候が不安定ですと、どうしてもカメラを持ち出すのを躊躇してしまいますよね。特にお気に入りのカメラだったりすると、万が一に濡らして動かなくなってしまうようなことは避けたいと思います。
でも一方で、そんな時だからこそ写真を撮りたくなる(しかもお気に入りのカメラで撮りたくなる)のも人情。
いろいろ考えたあげく、ライカ太郎は手持ちの機材から、昔使っていたコンパクトデジカメを再度使おうと思いまして、防湿庫から引っ張り出してきました。


LEICA D-LUX 4

昔使っていたコンパクトデジカメは、ライカの名前が付いたD-LUX 4 という機種です。発売は2008年9月28日。発売当時の記事がまだ残っていますね。

このカメラは、いわゆる「パナライカ」と言われる、Panasonic製デジカメのOEM商品です。元となった機種はLUMIX DMC LX3というもの。広角24mmF2と明るく寄れるズームレンズ、ちょっと大きめのCCD、アスペクト比がレンズ鏡胴のレバーで一発で変更できる、アクセサリーシュー付きボディ、RAW撮影可能など、当時としてもかなり高性能のコンパクトデジタルカメラでした。

D-LUX 4 の独特の色味

D-LUX 4はCMOSではなくCCDを積んでいるデジカメですので、JPEG撮って出しをした場合では今どきのデジカメとは少し違った発色の写真を提供してくれます。派手でいて、抜けが良い写真。

たとえばこんな感じです。

ご近所の庭先にあったコキア 色鮮やか
光岡自動車のビュート、でしょうか。独特の面構えですよね
とある日のランチで食べたカツ丼のテーブルフォト。シズル感を感じています。

素敵な専用革ケース

当時、PanasonicのLUMIX DMC LX3ではなくD-LUX 4 を購入した一番の理由は、D-LUX 4 のオプションパーツとして販売されている「専用革ケース」の存在でした。

D-LUX 4 専用革ケース

合成皮革のケースだと思います。でも、とっても品の良いデザインと色味をしています。これを使いたくて本体を買ったようなものだったかもしれませんw
エルメスやグッチなどのハイブランドのバッグなどは使ったことがありませんが「持っているだけで嬉しい革製品(的なもの)」というジャンルのブランド品の存在を初めて見知った商品だったかもしれません。

D-LUX 4 の魅力

パラライカでもLEICAと冠が付いている以上は、細かな演出効果が随所に見られます。たとえば電源OFF時のアニメーションなどは、これだけでオーナーの心をくすぐってくれます。

電源OFF時にあらわれる、赤いライカマーク!

コンパクトデジタルカメラとしての使い勝手は、流石に2023年の今となっては「もったり」「ゆっくり」という感じで瞬間をスナップシュートする!というような目的には相応しくないかと思います(そういう用途には是非スマホのカメラを使いましょう)。
むしろ、じっくり対象と向き合って一枚ずつ大切に記録に残していく、という目的に使えるデジカメだと思います。冒頭で書いたような「ちょっと先が読めない気象条件」の時にも、コンパクトデジタルカメラならばバッグに入れておくことができ、撮りたいときに取り出して撮影できます。
撮っている時の満足感はスマホのそれとは段違いですし、自分が楽しむには最良の機材だと思っているところです。

指でつまめる位の薄さ、小ささ
四隅は円を基調としています。バルナック・ライカのボディのオマージュでしょうかね
ちなみにこの機種、両吊りが可能です。
電源を入れるとレンズがこの位置まで伸びます24-70の「バリオズミクロン」

現在、D-LUXシリーズは7まで進化しているようですね。
7はファインダーも付いているようで、興味はありますが・・・
今はまだしばらくこのD-LUX 4を使って毎日を楽しもうと思っています。


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