カメラより光

fplの画像を掲載した号を見て、色々と考えました。自分で見た限りはどうしてもアンダー方向に引っ張られるなと。最近、紙質を下げたこともあり、黒を引き締めたいという思いもあって補正をかけたことも影響しているのですが……RGBからCMYKにした瞬間の色の劣化もそれなりに激しかったです。どんなカメラでもそうですが桃・紫色がとくにでした。

妻も誌面をパラパラと見ていました。
「fplの画像がよいのは分かるけど写真としての美しさが際立ってしまっている。オマエが見せたいのは写真の美しさではねぇだろう。花の美しさだ」

この後、妻がパラパラとめくっていたところ、ハタと手を止め「この写真はよいじゃない」と。自分が10年前にニコンのデジタル一眼で撮った画像でした。ストロボを２灯立てて撮影したものでした。f22で撮っていました。

色々と考えた結果、8000D運用のまま、まずはストロボを先に購入しようと思います。その上で8000Dに変わるカメラを選びたいと思います。だって、たとえ無理してfplを手に入れたとて完璧とはいかないのですから。ひとまずネットでZHIYUN 【MOLUS X100】という商品を見つけたので、レンタルサイトを利用して試してみます。

いえ、会社のストロボを使えば良いんです。それは分かっているのですが、自分専用ではないため他の編集者とバッティングすることも多く、また、わざわざ事務所に取りに・戻しに行くのはじつにじつに面倒なのです。たとえば撮影が終わって夜中の10時に東京駅について、事務所に戻してから帰宅するのと、そのまま電車を乗り継いで自宅に帰るのとでは精神衛生上、まったく違います。親となった今はさらに強く思います。

だから自分専用のストロボが欲しい。つまり自腹なわけです。カメラほどではないにせよ、けっこうお高いものですから、選択肢はそう多くありません。電車移動を軸に考えたいので、できる限り軽いほうが良いです。その意味でZHIYUNの商品は魅力的。そうかといって光量が足りないと意味がありません。読者の心を射抜くにはかなりの光量が必要なようです。f22はやりすぎとしてもf11くらいが目標です。現時点の機材ではf4止まりです。ZHIYUNの100W 一灯でどうでしょうか。自分の撮影はほぼ物撮りスタイルに該当するので、物撮りカメラマンの情報を探しているのですが、あまり世に出ていません。