奇跡のマッチング
10月号の〆切をなんとか乗り越え、すぐにキャノンのサービスセンターへ足を運びました。昨年の年末にシャッターの部品交換をしてから、オートフォーカスが少し不調だったからです。基本的には問題なく合焦するのですが、10回に1回くらい、大きくピントが外れます。野球で言えば、ど真ん中の打ち頃の速さのストレートを大きく空振りするような感じです。ウソでしょ…みたいな。特に仕事で人を撮る際のピンぼけは避けたいものです。
修理以降、ピンぼけが許されない場面ではマニュアルフォーカスで撮影していますし、そもそも入り組んだ花などマニュアルのほうが断然多いのですけど、直せるなら直したいなと思い、相談してきました。
結果的には現状維持で使うしかない、ということでした。いえ、昨年末に気づいてすぐにサービスセンターに行けばなんとかしてもらえたようなニュアンスのことは言われたので、自分のミスなのですけど。忙しかったのです、本当に。
ひとつ気になることをおっしゃっていたのは、あくまでもひとつの可能性という前提で話してくれたのですが、シグマのアートとの組み合わせがピンぼけを引き起こしていないかと。自分のアートは中古ですので、なんらかの部分が正常に動いておらず、また修理前の8000Dもわずかなエラーがあり、しかし奇跡的に両者のエラーがうまくマッチしていたと。だけど8000Dの修理の際にエラーが正常に戻ってしまい(その部分のチェックは返却前に必ずするそうです)、その奇跡的なマッチが崩れてしまった。
なんだか「奇跡」と言っても、地球誕生レベルの奇跡のような気がしますが、ちょっと素敵な話です。そういうことにしておきたいと思います。
私のカメラは奇跡のカメラ
大げさですし、話をハショリすぎですけど。そのほうが楽しいではありませんか。
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